解説
男と女の情念たぎる愛を詩的に描いた作品。監督・脚本・美術は四作目の今作が日本初登場となるキム・ギドク。出演は「ペパーミント・キャンディ」のソ・ジョン、「江原道の力」のキム・ヨソク、「ディナーの後に」のチョ・ジェヒョン、「カル」のジャン・ハンソンほか。2000年モスクワ映画祭審査員特別賞、2001年ポルト国際映画祭ファンタスポルト審査員特別賞、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞。
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「魚と寝る女」のストーリー
釣り堀の管理人ヒジン(ソ・ジョン)は、客に体を売ったりする孤独な女。ある日、ヒョンシク(キム・ヨソク)という男が、恋人を殺した末、死に場を求めて釣り堀へと現われた。互いに同じ匂いを感じた彼とヒジンの間に、微妙な感情が芽生える。娼婦ウンア(バク・ソンヒ)を買うヒョンシクの姿にヒジンは嫉妬し、やがて二人は肉体関係を持つ。まもなくヒジンは、ヒョンシクを求めてやってきたウンアを小屋舟に監禁。ウンアは水中に転落して死んでしまう。さらにヒジンは、戻らないウンアに怒ってやってきた売春斡旋の男マンチ(チョ・ジェヒョン)も水死させてしまう。共に殺人者となったヒジンとヒョンシク。その重さに耐えかねたヒョンシクはこの場を離れようとするが、ヒジンの自殺未遂に足止めをくう。やがて中年客(ジャン・ハンソン)が時計を落としたため、ダイバーに拾わせることとなり、死体が浮かび上がるのも時間の問題となる。覚悟したヒジンは、ヒョンシクと共に破滅へ向かって小屋舟を走らせるのだった。
「魚と寝る女」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「魚と寝る女」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 韓国 |
製作年 | 2000 |
公開年月日 | 2001年8月25日 |
上映時間 | 90分 |
製作会社 | CJエンタテインメント=ミョン・フィルム |
配給 | ギャガ・コミュニケーションズ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビー |
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