シッピング・ニュース
しっぴんぐにゅーす The Shipping News- 上映日
- 2002年3月23日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 2001
- 上映時間
- 112分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- ドラマ
解説
この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
犬映画監督のラッセ・ハルストレム、今回は犬は出てくるのか。
原作があり、脚本でどこまで変更されているのか判らないのだが、うーん、どうだろう。全体としては良い映画なんだが、所々で変なんだよね。
1.まず主人公であるクオイル(ケヴィン・スペイシー)の描き方なんだけど、少年時代、父親から虐待を受けていたのは判る。その後、新聞社の印刷所でインキ(インクと書かれているが、英語では同じinkでも日本では印刷用はインキと言います)係の仕事とあるが単に印刷され折られた新聞が流れているのを見ているだけ。インキ係なら印刷機の近くにいてインキの補充をするんじゃない?そして、ここが重要なんだけど、ヴァンプと一度のセックスで結婚して、女に良い様に扱われている。これがニューファンドランド島についたら実力もあり、やる気が出てくる男になる。なんかキャラが変わってない?
2.クオイルの祖先がニューファンドランド島の開拓者であることは良いんだけど、彼らがかつて海賊だったシーン、これって映像で入れる必要があったのか。
3.娘のバニーがちょっと変わった能力の持ち主らしいんだけど、ラスト近くで魂が幽体離脱して岬の家が壊れるを観に行くというシーン、これも必要?もし彼女の能力を描きたかったのなら、もっと前から描くべきでは?
4.途中、変な老人と犬が出てきて、叔母のアグニス(ジュディ・デンチ)の秘密を話すのだが、これがこの秘密を話すためだけに登場していて、いかにもとってつけた様な人物だ。もし、そういう人物に役割を与えるならもっと早い段階で映画の中で紹介すべきじゃない?
5.時々事故死した妻の映像を出すんだが、これが先の娘の幽体離脱や、祖先の海賊行為のシーンと合わさって、変な雰囲気の映画にしている。ちょっとホラーなのか。クオイルの夢の部分もあるのだが。
ジュリアン・ムーアは、まあこんな役かな。クレジットの2番目に出てくるし。それよりジュディ・デンチの登場の方がずっと多いし、演技もしっかりしている。本来はクレジット2番目じゃない。スコット・グレンは3番目だけどそんなに登場シーンは多くない。それよりビッチな妻ペタルを演じていたのがケイト・ブランシェットだった。見直したけど、顔を覚えていなかった。うーん、彼女の出ている映画、それなりに観ているんだけどなあ。
ラッセ・ハルストレム、やっぱり犬が主人公じゃないとダメかな。点数は大甘でした。
「シッピング・ニュース」のストーリー
「シッピング・ニュース」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「シッピング・ニュース」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2002年3月23日 |
上映時間 | 112分 |
製作会社 | アーウィン・ウィンクラー・プロダクション(ミラマックス・フィルムズ 提供) |
配給 | アスミック・エース=松竹(アスミック・エース エンタテインメント=松竹=アルゼ=角川書店 提供) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD/DTS |
公式サイト | http://www.shippingnews.info/ |
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