解説
退屈な日常にうんざりした中年男の気ままな旅を描くコメディ。監督・脚本・編集・出演は「素敵な歌と舟はゆく」のオタール・イオセリアーニ。撮影は近年のイオセリアーニ作品や「恋ごころ」のウィリアム・リュプシャンスキー。音楽はイオセリアーニ作品常連のニコラ・ズラビシュヴィリ。美術・出演は「素敵な歌と舟はゆく」のマニュ・ド・ショヴィニ。出演はこれが俳優デビューで、「ルムンバの叫び」などのプロデューサーとして知られるジャック・ビドウほか。2002年ベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)、国際批評家連盟賞受賞。
ユーザーレビュー
「月曜日に乾杯!」のストーリー
フランスの小さな村。工場に勤めるヴァンサン(ジャック・ビドウ)は、毎朝5時に起き、1時間半かけて通勤している。工場ではタバコを吸うこともできず、単調な仕事をこなすだけ。家では家族からあまり相手にされていない。でも雑用ばかり言いつけられて、趣味の絵を描くこともままならない。いつものように出勤したヴァンサンは、仕事をさぼり、そのまま旅に出ることを思いつく。彼は街で一人暮らししている父親(ラズラフ・キンスキー)のもとを訪れる。すると父親は旅の資金をヴァンサンにくれた。彼は列車に乗りヴェニスへ。そして父親の旧友であるマルティーノ侯爵(オタール・イオセリアーニ)を訪ね、駅で出会った男カルロ(アリーゴ・モッツォ)と意気投合して遊び、思いっきり羽をのばす。やがてある日、ヴァンサンは突然帰宅。次の朝、工場へ出勤しようとするヴァンサンに、彼の妻(アンヌ・クラヴズ=タルナヴスキ)はいつもより優しい態度を取るのだった。
「月曜日に乾杯!」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「月曜日に乾杯!」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | フランス イタリア |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2003年10月11日 |
上映時間 | 127分 |
製作会社 | ピエール・グリーズ・プロダクション=ローヌ・アルプス・シネマ=ミカド |
配給 | ビターズ・エンド |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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