解説
歌うと自殺すると言われる歌をめぐり、女子高生や雑誌記者たちが事件に巻き込まれていく、実際にハンガリーやフランスで話題となった曲『暗い日曜日』をモチーフとしたホラー。監督は「金融腐食列島」の原田眞人。企画・原作は「着信アリ」の秋元康。出演は「悪夢探偵」の松田龍平、「ハチミツとクローバー」の伊勢谷友介ほか。
ユーザーレビュー
「伝染歌」のストーリー
昼下がりの学校のカフェテラスで、突然の自殺を遂げた女子高生、香奈(前田敦子)。その場に居合わせたあんず(大島優子)は、その瞬間、香奈が不気味な歌を口ずさんでいるのを聞く。白昼堂々、公衆の面前で起きた女子高生の自殺劇に、マスコミの間では、いじめがあったのではとの憶測が飛び交う。同じ頃、三流風俗雑誌『月刊MASACA』の編集部員の陸(松田龍平)は、街で、歌うと死ぬという“伝染歌”の噂を耳にする。10年前に発売された『僕の花』を聞いて歌ったものはみんな自殺してしまうという、一見ありがちな都市伝説にも思える噂であったが、何かに突き動かされた陸は、他の編集部員の力を借りながらその謎を追いかける。あんずも香奈が最後に口ずさんでいた歌が気になり、学校の仲間と香奈の周辺から謎を追い始める。陸とあんずは、運命の糸に操られるかのように出会う。香奈の親友であった朱里(秋元才加)と陸の兄的存在である編集部員太一(伊勢谷友介)も、この事件の真相を追い始める。学校内では連鎖自殺が飛び火し、あんずは白い服をきている女の子の存在を見てしまう。それは死への引導なのだろうか、それとも呪いか? 確実に関わったもの全員にそれは迫ってくる。その歌を歌ってしまった女子高生達や編集部員たち、市井の人々はどうなるのだろうか。元凶は曲を作ったプロデューサーか、作曲家か? また、ダミアの「暗い日曜日」との関係性は? 全ての謎が絡まるが、あんずはその歌の意味に気づく……。
「伝染歌」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「伝染歌」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ホラー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2007年8月18日 |
上映時間 | 128分 |
製作会社 | 松竹/ジェネオンエンタテインメント/テレビ朝日/ソニー・ミュージックエンタテインメント/衛星劇場/電通/講談社/オムニバス・ジャパン/AKS |
配給 | 松竹 |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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