解説
ロングセラーとなった吉田篤弘の同題小説を映画化。風変わりな食堂に集まる人々の交流を、温かい目線で描いたノスタルジック・ファンタジー。北海道でオールロケを決行し、幻想的な映像を創り出している。監督は、「地下鉄に乗って」の篠原哲雄。出演は、「秋深き」の八嶋智人、「世界で一番美しい夜」の月船さらら。
ユーザーレビュー
「つむじ風食堂の夜」のストーリー
懐かしい雰囲気の漂う月舟町。月舟アパートメントに住んでいる雨降り先生(八嶋智人)は、いたって普通の人間だった。しかし、十字路の角にあるつむじ風食堂で、古本屋を営むデニーロの親方(田中要次)、イルクーツクに行きたがっている果物屋の青年(芹澤興人)、不思議な帽子屋の桜田(下條アトム)、売れない舞台女優の奈々津(月船さらら)など、毎夜集まる風変わりな常連客たちと接していくうちに、最初は違和感を覚えていたが、次第にこの町の人々と馴染んでいく。桜田は“二重空間移動装置”という万歩計を先生に売りつけ、デニ―ロの親方は『唐辛子千夜一夜奇譚』という本を売ってくれる。また先生は、果物屋の青年と宇宙の果てについて考えたり、タブラさんの息子(スネオヘアー)とエスプレッソマシーンを懐かしんだりする。奈々津は先生に、芝居を書いてほしいと頼んでくる。こうしたちょっとした出来事を積み重ねるうち、先生は過去の自分、そして未来の自分と対峙することになる。
「つむじ風食堂の夜」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「つむじ風食堂の夜」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ファンタジー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2009年11月21日 |
上映時間 | 84分 |
製作会社 | 「つむじ風食堂の夜」製作委員会(エピックレコードジャパン=ジョリー・ロジャー=キューブ=ボイス&ハート=フロンテッジ=tvk=テレ玉=チバテレ=三重テレビ=KBS京都=サンテレビ) |
レイティング | 不明 |
アスペクト比 | 不明 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | 不明 |
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