解説
「モンブランの王者」など“山岳映画”で知られるドイツのアーノルド・ファンクと「赤西蠣太」の伊丹万作が共同監督を務めた日本初の国際合作映画。撮影当時16歳の原節子(「東京物語」)が初々しい魅力を放つ。共演は「戦場にかける橋」の早川雪州、「限りなき前進」の小杉勇。撮影協力として特撮技術の祖・円谷英二が参加。
ユーザーレビュー
「新しき土」のストーリー
ヨーロッパ留学を終え、ドイツ人女性ジャーナリストと共に帰国した青年、輝雄(小杉勇)。一途に彼を待ちわびていた許婚の光子(原節子)と、その父・巌(早川雪洲)に温かく迎えられるが、西欧文化に馴染んだ輝雄は、“許婚”という日本的な慣習に反発を覚えて悩む。そんな輝雄の変化に気付き、絶望する光子。やがて光子は、婚礼衣装を胸に抱き、噴煙を上げる険しい山に一人で登り始める……。
「新しき土」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「新しき土」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 ドイツ |
製作年 | 1937 |
公開年月日 | 1937年2月4日 |
上映時間 | 106分 |
製作会社 | Dr. Arnold Fanck-Film=J.O.スタジオ=東和商事G.K. |
配給 | 東和商事映画部 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | モノクロ/スタンダ-ド |
音量 | モノラル |
コピーライト | (C) Matthias Fanck |
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2012年4月下旬号 |
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