ビル・カニンガム&ニューヨーク
びるかにんがむあんどにゅーよーく BILL CUNNINGHAM NEW YORK- 上映日
- 2013年5月18日
- 製作国
- アメリカ
- 制作年
- 2010
- 上映時間
- 84分
- レーティング
- 一般映画
- ジャンル
- アート
解説
82歳になってもなお街角に出て写真を取り続ける、ニューヨークを代表するファッション・フォトグラファーのビル・カニンガムを追ったドキュメンタリー。ニューヨーク・タイムズ紙の人気コラムを長年担当し、50年もストリートでファッション・スナップを撮ることに情熱を傾け続ける彼と彼の周辺をユーモアを交えた視線で捉える。彼に撮られることがニューヨーカーのステイタスでありながら知られていなかった彼自身や私生活に触れている。監督は短編映画「2÷3」で2000年ベルリン国際映画祭審査員賞を受賞したリチャード・プレス。本作が初長編監督作品となる。第18回クロトゥルーディス賞ほかで最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。
ユーザーレビュー
「ビル・カニンガム&ニューヨーク」のストーリー
ニューヨーク・タイムズ紙で長年ファッション・コラム『ON THE STREET』や社交コラム『EVENING HOURS』を担当しているファッション・フォトグラファー、ビル・カニンガム。50年以上もニューヨークの街角に出てファッショントレンドを追い続け、ストリートファッション・スナップの元祖とも言える彼に撮られることは、ニューヨーカーにとっては誇りである。82歳になる彼は今でもブルーの作業着姿で街角に自転車に乗って現れ写真を撮り、夜にはチャリティーパーティーやイベントに顔を出し、さらにパリのファッション・ウィークに出向くなど、仕事に情熱を燃やし続ける。客観性を保つためにパーティーでは水すら口にしないというほど、仕事に対する姿勢はストイックであり、世界中のファッション・ピープルが尊敬する存在である。その一方で、彼が雨の日に着るポンチョはテープで補強され、彼の住むカーネギーホールの上のスタジオアパートの小さな部屋は、今まで撮影した全ネガフィルムが入ったキャビネットのほかは、簡易ベッドが置いてあるのみ。コーヒーは安いほどおいしいと主張するなど質素な生活を送り、仕事以外には無頓着なところがある。2008年、ビル・カニンガムはフランス文化省から芸術文化勲章オフィシエを受勲される。そのときに催されたパーティーで、彼は「私のしていることは仕事ではなく喜び」と語る。仕事をこよなく愛するビル・カニンガムの姿をカメラは追う。
「ビル・カニンガム&ニューヨーク」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ビル・カニンガム&ニューヨーク」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アート |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2010 |
公開年月日 | 2013年5月18日 |
上映時間 | 84分 |
製作会社 | First Thought Films |
配給 | スターサンズ=ドマ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 1:1.78 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | ステレオ |
コピーライト | (C) The New York Times and First Thought Films. |
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