火 Hee

上映日
2016年8月20日

製作国
日本

制作年
2016
上映時間
72分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

女優の桃井かおりが「無花果の顔」以来、10年ぶりに主演兼任で手掛けた長編監督第2作。原作は芥川賞作家・中村文則の短編『火』。アメリカで暮らす精神科医の真田は、幼い頃に火災で家族を亡くした女性の問診を続けるうちに、その話に引き込まれてゆく。2016年開催の第66回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でワールドプレミア上映された。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画評論家
    北川れい子
    その存在に、どこか自由な荒野を感じさせる、桃井かおり。女優業に侵食されていないように見えるのも私にはカッコいい。そんな彼女が監督・主演する本作は、桃井かおりが漂... もっと見る
  • 映画文筆系フリーライター、退役映写技師
    千浦僚
    昔、桃井かおりが「世の中、バカが多くて疲れません?」(苦情があって「バカ」は「利口」に差し替わった)と言う栄養剤のCMがあったが、彼女はいかにもこういうことを言... もっと見る
  • 映画評論家
    松崎健夫
    小説に書かれた文字を、映画で表現するための文字として書き起こした脚本。その文字に費やされる〈時間〉が即ち、作品のリズムやテンポとなる。本作の〈時間〉感覚が原作の... もっと見る

「火 Hee」のストーリー

アメリカでクリニックに勤める精神科医の真田はある日、家族とショッピングに出かけた先のエレベーターで、1人の女性と出会う。その声が脳裏に響き渡り、彼女とクリニックで問診する様子を妄想する真田。しかし彼女の話は、真田の想像を超える壮絶なものだった。幼い頃に自宅の火災で両親を亡くし、学校ではイジメを受け、結婚した後も夫の浮気に直面。離婚してからは、アメリカで売春しながら借金生活を送っているという。その話に登場する男たちに次々と自分を重ね合わせ、次第に引き込まれてゆく真田。だが、彼女の話はさらにエスカレートし、やがて思いもよらない方向へ向かってゆく……。

「火 Hee」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「火 Hee」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2016
公開年月日 2016年8月20日
上映時間 72分
製作会社 吉本興業、チームオクヤマ
配給 KATSU-do
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
音量 5.1ch
公式サイト http://hee-movie.com/
コピーライト (C)YOSHIMOTO KOGYO、チームオクヤマ

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