海へ 朴(パク)さんの手紙

うみへぱくさんのてがみ
上映日
2016年10月8日

製作国
日本

制作年
2016
上映時間
70分

レーティング

check解説

シベリア抑留を経験したひとりの韓国人男性の人生とその想いを綴るドキュメンタリー。1944年、日本軍に入隊した朴道興(パク・ドフン)。配属先の色丹島で出会い、終戦後、収容所で生き別れた親友の山根秋夫へ何度も手紙を送るものの、それが届くことはなかった。監督は新鋭・久保田桂子。同監督による第1作「祖父の日記帳と私のビデオノート」と併せて「記憶の中のシベリア」として公開。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映像演出、映画評論
    荻野洋一
    日本軍人であることが「楽しかった」と率直に語る元シベリア抑留兵の韓国人男性パクさんが戦後も断続的に投函し続け、そのたびに宛先不明となってきた手紙の言葉たちがいま... もっと見る
  • 脚本家
    北里宇一郎
    韓国のお爺ちゃんと広島のお婆ちゃん、その人柄のよさが引き出され。それよりも監督の優しさが滲み出て。だけど、日本兵として戦った韓国人がいてシベリア抑留の話があり、... もっと見る
  • 映画ライター
    中西愛子
    シベリア抑留の経験を祖父に持つ新進監督・久保田桂子が、孫の世代から戦争を見つめたドキュメンタリー。日韓のシベリア抑留者の体験談を聞く取材の中で出会った朴さん。彼... もっと見る

「海へ 朴(パク)さんの手紙」のストーリー

1924年北朝鮮に生まれ、現在はソウル郊外に暮らす朴道興は、かつて日本兵だった。1944年、日本軍に入隊、部隊の同年兵の山根秋夫とは配属先の色丹島で出会い、終戦後ソ連軍によって送られたシベリアの収容所で生き別れとなるまで3年間生活をともにした。その後、山根に宛てて何度も手紙を送るものの、それが届くことはなかった……。久保田桂子監督は、朴道興から手紙を一通預かり、そこに書かれた地名を頼りにふたりの足跡を辿りながら、山根秋夫の手がかりを探す旅に出る。

「海へ 朴(パク)さんの手紙」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「海へ 朴(パク)さんの手紙」のスペック

基本情報
製作国 日本
製作年 2016
公開年月日 2016年10月8日
上映時間 70分
配給 スリーピン
レイティング
公式サイト http://siberia-memory.net/

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