解説
リベリア共和国初の政府公認の映画組合と共に制作され、第65回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品された人間ドラマ。リベリアのゴム農園の過酷な労働で家族を養うシスコは、従兄弟からニューヨークでの生活のことを聞き、単身渡米を決意するが……。監督・脚本は、ニューヨークを拠点に活動し、本作が長編デビュー作となる福永壮志。劇場公開に先駆け、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016長編コンペティション部門にて上映(映画祭タイトル「アウト・オブ・マイ・ハンド」)。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
「リベリアの白い血」のストーリー
リベリア共和国のシスコ(ビショップ・ブレイ)は、ゴム農園の過酷な労働で家族を養っていた。労働環境の改善に仲間たちと共に立ち上がるが、状況は変わらなかった。そんなとき、従兄弟のマーヴィン(ロドニー・ロジャース・べックレー)からニューヨークでの生活のことを聞いたシスコは、より良い生活のために愛する家族の元を離れ、アメリカへ単身で渡ることを決意する。シスコはニューヨークのリベリア人コミュニティに身を置き、タクシードライバーとして働き出す。移民の現実を目の当たりにしながらも、少しずつこの地に馴染んでいく。しかし、元兵士のジェイコブ(ディヴィッド・ロバーツ)と予期せぬ再会をしたことから、リベリアでの忌々しい過去が蘇ってくる……。
「リベリアの白い血」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「リベリアの白い血」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2017年8月5日 |
上映時間 | 88分 |
配給 | ニコニコフィルム |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://liberia-movie.com/ |
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