ラジオ・コバニ
らじおこばに RADIO KOBANI- 上映日
- 2018年5月12日
- 製作国
- オランダ
- 制作年
- 2016
- 上映時間
- 69分
解説
ISとの戦闘で瓦礫と化した街で手作りのラジオ局を始めた大学生のドキュメンタリー。戦闘中の2014年から3年間を追った。2015年1月、IS占領下にあったシリア北部の街コバニは解放される。そんななか、大学生ディロバンは友人とラジオ局を始める。2017年コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭F:ACT賞ほか、多数の国際映画祭で受賞・ノミネート。監督は、「スナイパー・オブ・コバニ」で2016年札幌短編国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞を受賞したラベー・ドスキー。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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ライター石村加奈今もなお深刻な被害を受けている子供の眼差しで、シリア内戦を見つめたドキュメンタリー。20歳のディロヴァンが「この街のジャーナリストとしてラジオ局をやっている、あ... もっと見る
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映像演出、映画評論荻野洋一シリアのクルド人街に響く「おはよう」のラジオ音声が、どれだけ街の人の朝を救ってきたことか。ニュースばかりでなく、詩人や女性兵士といった多彩なインタビューの人選も... もっと見る
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脚本家北里宇一郎ISの占領下で生きる。戦闘は日常だ。そんな状況下でも、人はただ怯える日々を送っているわけではない。自分が生きるため、人々に何かを訴え、時には愉しませようと若い女... もっと見る
「ラジオ・コバニ」のストーリー
トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014年9月から過激派組織イスラム国(IS)の占領下となるが、2015年1月、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により解放される。人々はクルドに戻ってきたが、街の大半は数カ月にわたる戦闘で瓦礫と化していた。そんななか、20歳の大学生ディロバンは友人とラジオ局を立ち上げ、生き残った人々や戦士、詩人などの声を届けるラジオ番組『おはようコバニ』の放送を始める。番組は、街を再建して未来を築こうとする人々に希望と連帯感をもたらしていく。
「ラジオ・コバニ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ラジオ・コバニ」のスペック
基本情報 | |
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製作国 | オランダ |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2018年5月12日 |
上映時間 | 69分 |
配給 | アップリンク |
アスペクト比 | その他 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | ステレオ |
公式サイト | http://www.uplink.co.jp/kobani/ |
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