世界で一番ゴッホを描いた男

せかいでいちばんごっほをかいたおとこ CHINA'S VAN GOGHS
上映日
2018年10月20日

製作国
中国 オランダ

制作年
2016
上映時間
84分

ジャンル
アート

check解説

中国・深圳市近郊にある、世界市場の6割もの複製油画を生産する大芬油画村を取り上げたドキュメンタリー。この街で20年間ゴッホの複製画を描いてきた趙小勇。ゴッホに魅せられその複製画制作に人生を捧げ、いつか本物のゴッホ作品を見たいと願う彼を追う。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017長編コンペティション部門にて上映(映画祭タイトル「中国のゴッホ」)、監督賞を受賞。劇場公開に先駆け、特集『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2018』クロージング作品としてプレミア上映。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
  • 【DVD】世界で一番ゴッホを描いた男

TVで観る

この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • ライター
    石村加奈
    ゴッホは、アルルの太陽やひまわりの光り輝く黄色を「薄い金色のレモン」と称え、くりかえしひまわりを描いたという。はるか中国で20年も土産物用に「ひまわり」の複製画... もっと見る
  • 映像演出、映画評論
    荻野洋一
    深?市内の複製画制作の集積地でロケされ、一見すると子ども服製造の労働実態を描いた王兵「苦い銭」の二匹目の泥鰌狙いとしか思えず、最初は突き放した視線を送った。複製... もっと見る
  • 脚本家
    北里宇一郎
    有名画家の複製画だらけの街。そこから一人の画工をピックアップしてゴッホの生地に行かせた。この着想がよくて。中国の地方都市から一歩も外に出たことのない中年男。オラ... もっと見る

「世界で一番ゴッホを描いた男」のストーリー

中国南部深圳市にある大芬(ダーフェン)。複製油絵制作が産業として確立し世界市場の6割を制作しているとされるこの街は、世界最大の油画村と呼ばれている。1996年に出稼ぎで大芬にやってきた趙小勇(チャオ・シャオヨン)は、この街でゴッホの絵画と出会い、独学で油絵を学び、これまでに10万点以上にも及ぶゴッホの複製画を家族と共に描いてきた。絵を描くのも寝食も工房の中。ゴッホに魅せられゴッホと共に生き複製画への誇りを持つ彼は、いつしかゴッホ美術館へ行くことが夢になる。本物のゴッホの絵画からゴッホの心に触れ、今後の人生の目標を明確にしたいと願う小勇。その思いが募り、ついに美術館のあるオランダ・アムステルダムに向かうが……。

「世界で一番ゴッホを描いた男」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「世界で一番ゴッホを描いた男」のスペック

基本情報
ジャンル アート
製作国 中国 オランダ
製作年 2016
公開年月日 2018年10月20日
上映時間 84分
配給 アーク・フィルムズ=スターキャット
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ カラー
音量 5.1ch
公式サイト http://chinas-van-goghs-movie.jp/
コピーライト (C) Century Image Media (China)

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2018年11月上旬号 UPCOMING 新作紹介 「世界で一番ゴッホを描いた男」
REVIEW 日本映画&外国映画 「世界で一番ゴッホを描いた男」