サウナのあるところ

さうなのあるところ STEAM OF LIFE
上映日
2019年9月14日

製作国
フィンランド

制作年
2010
上映時間
81分

レーティング
R-15

check解説

サウナの本場・フィンランド発のサウナ・ドキュメンタリー。美しい自然とともに、DIYによるキャンピングカー型や電話ボックス型などユニークなサウナが登場。様々な人たちがサウナで過ごす姿を通して、フィンランドの人たちのサウナの楽しみ方を垣間見る。2011年フィンランド・アカデミー賞(ユッシ賞)最優秀ドキュメンタリー賞受賞、ヨーロピアン・フィルム・アワード2010ノミネート作品。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 非建築家、美術家、映画評論、ドラァグクイーン、アーティスト
    ヴィヴィアン佐藤
    フィンランドのサウナは憩いの場、告解の場、会議室でもある。この映画では、画面には映らない物語が生まれ語られ伝えられていく場であり、劇場そのものである。居合わせた... もっと見る
  • フリーライター
    藤木TDC
    全篇オッサン全裸、具まる出しの自分語りを入場料相応とするか。ストレートの男性客には高いハードルだ。似た光景は近所の銭湯にもあるし。むろん中年男の裸身に美術性を感... もっと見る
  • 映画評論家
    真魚八重子
    説明などの無駄を省いた構成によって、様々な語りに引き込まれる。登場する人物たちの取り繕っていない裸体は迫力があり、劇映画の美しい俳優に見慣れている目にはとても新... もっと見る

「サウナのあるところ」のストーリー

約550万人の人口に対して約300万個のサウナがあるというサウナの本場・北欧フィンランド。熱くなったサウナストーンに水がかけられると、ジュワっという音とともに、サウナにロウリュ(蒸気)が立ち上がる。男たちはロウリュに包まれながら、継父からの虐待、犯罪歴のある昔の自分、離ればなれになった娘、止められなかった職場での事故、先に逝った妻や幼い娘の話など、これまで語ることができなかった人生の悩みや苦しみを吐き出す。そして、子どもが生まれた喜び、かけがえのない“親友”との友情、老いてからの出逢い、祖父が薪に込めていた祖母への愛など、大切な人への想いが溢れ出す。サウナはどんな人にでも平等な場であり、汗と一緒に涙を流して自分自身を取り戻し、語り合った者同士の絆を強くさせる。癒しやデトックスだけでなく、人とのつながりを感じる場としてのサウナの魅力を再発見する。

「サウナのあるところ」の写真

「サウナのあるところ」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「サウナのあるところ」のスペック

基本情報
製作国 フィンランド
製作年 2010
公開年月日 2019年9月14日
上映時間 81分
製作会社 オクトバー
配給 アップリンク=kinologue (提供:アップリンク=kinologue)
レイティング R-15
カラー/サイズ カラー
公式サイト https://www.uplink.co.jp/sauna/
コピーライト (C)2010 Oktober Oy.

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