キューブリックに愛された男

きゅーぶりっくにあいされたおとこ S IS FOR STANLEY
上映日
2019年11月1日

製作国
イタリア

制作年
2016
上映時間
82分

レーティング
一般映画
ジャンル
伝記

check解説

巨匠スタンリー・キューブリックと私設運転手との30年にも及ぶ主従関係を追ったドキュメンタリー。F1レーサーを目指していたエミリオ・ダレッサンドロは、運転技術を気に入られ、監督の屋敷に住まわされる。やがて、ふたりの間に奇妙な友情が芽生え始め……。監督は『Hate 20』のアレックス・インファセッリ。2016年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞(イタリア・アカデミー賞)最優秀ドキュメンタリー賞受賞作。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画評論家
    小野寺系
    運転手兼雑用係だったエミリオが、長年の雇用関係のなかで信頼関係を築いたからこそ知り得るキューブリックの一面を垣間見ることのできる作品ではあるが、エミリオ自身は映... もっと見る
  • 映画評論家
    きさらぎ尚
    「時計じかけのオレンジ」でキャットレディを殺す場面の凶器になった男性性器のオブジェ。映画は、それをスタジオに運び、私設運転手になった男の思い出語り。一般人という... もっと見る
  • 映画監督、脚本家
    城定秀夫
    「時計じかけのオレンジ」の巨大ペニスの運搬をきっかけに30年にわたってキューブリックの世話係として仕えたこの男、映画監督としてのキューブリックには全く興味を持っ... もっと見る

「キューブリックに愛された男」のストーリー

イタリア系移民であるエミリオ・ダレッサンドロは、才能溢れるレーシング・ドライバーとして、将来を嘱望されていた。しかし、新天地を求め移住したロンドンではレーサーの職は得られず、タクシー運転手として家族と平凡な生活を送っていた。1970年、ある雪の夜、ホークフィルムという会社からエミリオに「人ではなく、ある“モノ”を撮影スタジオに運んで欲しい」という奇妙な仕事の依頼が入る。悪天候に加え、その物は車に積むには大き過ぎたが、エミリオはなんとか無事にスタジオまで送り届ける。映画に興味のない彼は、そこで何が行われ、直接の雇い主が誰かなど特に気にはかけなかった。だが後日、そのホークフィルムから、社の代表が挨拶したいと連絡が入る。それがスタンリー・キューブリックとエミリオとの最初の出会いであった。レーサーとしての実績を知っていたキューブリックは、自分の専属運転手として雇いたいと申し出る。エミリオは快諾、翌日からアボッツ・ミードにある監督の自宅兼スタジオに通うことになる。30年にも及ぶふたりの奇妙な友情はこうして始まった……。

「キューブリックに愛された男」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「キューブリックに愛された男」のスペック

基本情報
ジャンル 伝記
製作国 イタリア
製作年 2016
公開年月日 2019年11月1日
上映時間 82分
配給 オープンセサミ(提供:エクラン=オープンセサミ=カットバック=ブロードウェイ/配給協力:コピアポア・フィルム)
レイティング 一般映画
アスペクト比 ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 5.1ch
公式サイト http://kubrick2019.com/
コピーライト (C)2016 Kinetica-Lock and Valentine

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