僕は猟師になった

ぼくはりょうしになった
上映日
2020年8月22日

製作国
日本

制作年
2020
上映時間
99分

レーティング
一般映画

check解説

京都でワナ猟師をする千松信也の猟期に密着した、2018年放映のNHKドキュメンタリー番組『ノーナレ「けもの道 京都いのちの森」』の映画版。300日にわたり追加取材を行い、約2年間の映像を編集し直し、命と向き合うために千松信也が選んだ営みにさらに迫る。「宮本から君へ」などに主演する俳優・池松壮亮がナレーションを語りおろした。「鹿鳴館」をはじめとする市川崑監督作品やNHK番組『その時歴史が動いた』テーマ音楽を手がけてきた作曲家・ピアニストの谷川賢作が音楽を担当。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • フリーライター
    須永貴子
    山に残された猪の痕跡、12㎝の穴を地面に掘って作るワナ猟、捕獲した猪(の胎子は衝撃…!)や鹿の解体作業など、猟に関するシーンはネイチャードキュメン... もっと見る
  • 脚本家、プロデューサー、大阪芸術大学教授
    山田耕大
    わな猟師の千松さんは京大生の時、「自分で肉を獲れたらおもしろそう」と猟師免許を取ったという。獲った獣の肉は売らない。家族や知人と余すことなく分け合う。猟の時に千... もっと見る
  • 映画評論家
    吉田広明
    目に見える徴から目に見えない獣の生活世界を読み取る過程や、必死に抵抗するイノシシを殴り、のしかかってとどめを刺すまでの数分に亘る壮絶な格闘を見ると、漁師は言わば... もっと見る

「僕は猟師になった」のストーリー

京都、コンビニもほど近い街の山。昼食・インスタントラーメンを作るため、わな猟師の千松信也は自分で獲ったイノシシを薪ストーブで煮込み、スープに。薬味は、子供たちが畑で摘んだネギ。仕上げに、飼っている鶏の卵を落とした。家のまわりのものだけで作る食事。命を食べ、命に変えている。千松信也は京都大学文学部在籍中に狩猟免許をとり、先輩猟師から伝統のくくりわな猟、無双網猟を学んだ。現在は、運送会社で働きながら京都の山で猟をしている。広大な山の中、直径たった12cmのわなで、まだ見ぬ獲物と知恵比べする。イノシシやシカをわなでとらえ、木などで殴打。捕らえられてもなお牙を鳴らし、荒い鼻息で抵抗するイノシシを制し、ナイフでつく。命を奪うことに慣れることはない。命と向き合うために千松が選んだ営みに、カメラは迫る。

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「僕は猟師になった」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「僕は猟師になった」のスペック

基本情報
製作国 日本
製作年 2020
公開年月日 2020年8月22日
上映時間 99分
製作会社 NHKプラネット近畿
配給 リトルモア=マジックアワー
レイティング 一般映画
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ カラー
音量 5.1ch
公式サイト https://www.magichour.co.jp/ryoushi/

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