水野美紀 ミズノミキ

  • 出身地:香川県高松市生まれ、三重県四日市市で育ち
  • 生年月日:1974/06/28

略歴 / Brief history

香川県高松市で生まれ、三重県四日市市で育つ。小学生の頃は少林寺拳法を習っていた。1987年に“東鳩オールレーズンプリンセスコンテスト”で準優勝し、芸能界入り。90年、テレビ朝日『地球戦隊ファイブマン』にゲスト出演して女優デビューし、明治学院大学進学後の92年、コーセー『ルシェリ』のCMで唐沢寿明と共演し注目を集める。テレビ朝日『湘南女子寮物語』『真夜中を駆け抜ける』93、フジテレビ『恋人よ』95、日本テレビ『ナチュラル・恋のゆくえ』96などのテレビドラマを経て、フジテレビ『踊る大捜査線』97に柏木雪乃役でレギュラー出演。犯罪被害者の遺族から警察官を志し湾岸署の一員となるという役柄で、スペシャル版、映画化と大ヒットシリーズになった同作により、一躍人気女優の座についた。以後もフジテレビ『彼女たちの時代』『TEAM』99、『女子アナ。』01、『初体験』02、『お義母さんといっしょ』03、TBS『しあわせのシッポ』02などで、主演級の活躍を続ける。映画初出演は94年、SMAPがグループとして主演した大森一樹監督「シュート!」のヒロイン役。96年の金子修介監督「ガメラ2・レギオン襲来」では、宇宙から飛来した怪獣レギオンの生態を解明する学芸員・穂波碧を好演した。早くからアクション志向が強く、倉田アクションクラブで本格的にトレーニングを積んだ経験もあって、吹き替えなしでアクションを演じられる稀有な存在である。「千里眼」00、「恋人はスナイパー・劇場版」04などアクションを重視した作品に活路を求めたが、やはり日本ではそうした素質が活かされる機会は少なく、2005年に大手芸能プロから独立して以降は、作家・楠野一郎との演劇ユニット“プロペラ犬”をベースに舞台中心の活動を続ける。映画もインディペンデント系を主に、「口裂け女」06では自ら志願して口裂け女役を特殊メイクで演じ、ジョー・マ監督「さそり」、辻本貴則監督「斬/KILL」08、「ハード・リベンジ、ミリー」08・09など、次々とハードボイルドな役に挑んでいる。

水野美紀の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 僕が愛したすべての君へ

    制作年: 2022
    並行世界を描き話題となった乙野四方字のラブストーリー2作の1つを「劇場版Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ」の松本淳監督、タツノコプロ内の新レーベルBAKKEN RECORD制作でアニメ化。暦は85番目の並行世界から来たという和音に声をかけられ……。同じく乙野四方字原作の同日公開アニメ「君を愛したひとりの僕へ」とは、互いの世界が交差する。「his」の宮沢氷魚が声優に初挑戦し、「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」両方の世界の主人公・暦の声を一人二役で担当。本作のヒロイン・和音の声を「ここは退屈迎えに来て」の橋本愛が担当する。
  • 君を愛したひとりの僕へ

    制作年: 2022
    並行世界を描き話題となった乙野四方字のラブストーリー2作の1つを『バクマン。』のカサヰケンイチ監督、トムス・エンタテインメント制作でアニメ化。親同士が再婚することになり、互いに恋心を抱く暦と栞は兄妹にならない並行世界へ駆け落ちしようとする。同じく乙野四方字原作の同日公開アニメ「僕が愛したすべての君へ」とは、互いの世界が交差する。「his」の宮沢氷魚が声優に初挑戦し、「僕が愛したすべての君へ」「君を愛したひとりの僕へ」両方の世界の主人公・暦の声を一人二役で担当。本作のヒロイン・栞の声を「朝が来る」の蒔田彩珠が担当する。
  • 宇宙でいちばんあかるい屋根

    制作年: 2020
    野中ともそによる同名小説を「新聞記者」の藤井道人監督が映画化。誰にも話せない恋心や家族への思いを抱え、時々息苦しくなる14歳のつばめは、満天の星が輝くある夜、派手な装いでキックボードに乗った老女・星ばあと出会い、いつしか2人は距離を縮めていく。主人公・つばめを本作が映画初主演となる清原果耶、星ばあを映画監督としても注目を集める実力派女優・桃井かおりが演じる。共演は「惡の華」の伊藤健太郎。
  • オボの声

    制作年: 2016
    「ビルと動物園」の齋藤孝が第一回松田優作賞優秀賞を受賞した脚本を自ら監督した人間ドラマ。将来の見えない日々を送っていた元ボクサーの秀太は、妊娠した彼女から逃げるように帰郷する。彼はガスボンベ配送のアルバイト先で、人殺しと噂される男と出会う。出演は、「東京島」の結城貴史、「蝶の眠り」の菅田俊、「おじいちゃん、死んじゃったって。」の水野美紀、「つむぐもの」の石倉三郎、「教誨師」の烏丸せつこ。
  • おじいちゃん、死んじゃったって。

    制作年: 2017
    数々のヒットCMを手掛けてきた森ガキ侑大の長編映画監督デビュー作。ある夏の地方都市。吉子の祖父が亡くなり、父を始めとした家族が葬儀のために集まる。悲しむ間もなく、葬儀の準備を進めていた最中、それぞれの厄介な事情が明らかになるが……。主演は「太陽を掴め」の岸井ゆきの。共演は「22年目の告白-私が殺人犯です-」の岩松了、「ポエトリーエンジェル」の美保純、『ひよっこ』の岡山天音、「彼女の人生は間違いじゃない」の光石研。
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  • 阿修羅少女(アシュラガール) BLOOD-C異聞

    制作年: 2017
    日本刀を携えた少女・小夜の戦いを活写した「BLOOD」シリーズから生まれ、アニメや舞台など多角展開する「BLOOD-C」シリーズの実写アクション。山奥の村で特高警察が殺され、横暴な捜査から村人との対立が激化。逃げ出した蓮の前に小夜が現れる。戦前の日本を舞台に、寒村で起こる惨劇をオリジナルストーリーで描く。「星座」の奥秀太郎監督が、同じく「BLOOD-C」シリーズの舞台『BLOOD-C The LAST MIND』の演出に続き本作を担当。
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