丸山智己 マルヤマトモミ

  • 出身地:長野県
  • 生年月日:1975/03/27

略歴 / Brief history

長野県の生まれ。長野県上田東高校を卒業後、モデルとして芸能界に入り、マーク・ジェイコブス、コム・サ・デ・モード・メンなどのファッションショーや、『POPEYE』『anan』などの雑誌で活躍する。モデル活動と並行して、三池崇史監督「オーディション」00、犬童一心監督「金髪の草原」00などの映画に出演するほか、TBS『木更津キャッツアイ』02、日本テレビ『ナースマンがゆく』04などのテレビドラマに脇役で出演して徐々に俳優業の比重も大きくなっていく。2003年に出演したJT『セブンスター』の広告が大谷健太郎監督の目に留まり、05年公開の「NANA」で、スキンヘッド姿の頼りがいのある沈着冷静なドラマー・ヤス役に抜擢される。06年の続編でも再びヤス役を演じ、以後も、佐藤祐市監督「シムソンズ」06の強豪カーリングチームのコーチ、蜷川実花監督「さくらん」07の土屋アンナ演じる花魁の客、是枝裕和監督「空気人形」09の小学生の娘とともに帰らない妻を待つ父親役などで、脇役ながら存在感を発揮する。さらに、堤幸彦監督「20世紀少年/最終章・ぼくらの旗」09、佐藤東弥監督「カイジ・人生逆転ゲーム」09などを経て、10年の波多野貴文監督「SP/野望篇」では、岡田准一演じる主人公と激しいアクションを繰り広げるスーツ姿の冷徹なテロリスト役で、短い出番ながら強烈な印象を残した。テレビドラマでは、日本テレビ『神はサイコロを振らない』06の駆け落ちしたカップルの男、『マイ☆ボス・マイ☆ヒーロー』06の長瀬智也演じる主人公と対立するやくざの幹部、『ホタルノヒカリ』07のお調子者の営業マンなどで徐々に注目を集め、フジテレビ『あしたの、喜多善男』08で演じた、生瀬勝久とコンビを組むちょっと間の抜けた探偵役で持ち味を活かした。強面から三枚目まで幅広くこなし、以後も、TBS『Around 40/注文の多いオンナたち』08、フジテレビ『メイちゃんの執事』『BOSS』09、『ジョーカー・許されざる捜査官』10、『絶対零度』10・11などに出演を重ねる。また、青木崇高、尚玄らと劇団“REBOUND GLAMOUR”を起ち上げ、『SHANDYGAFF STRANGER』04などの公演を行なうが、07年に解散。G2演出『開放弦』06、蜷川幸雄演出『血は立ったまま眠っている』10、『血の婚礼』11など舞台出演も多い。

丸山智己の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • かくしごと

    制作年: 2024
    ミステリー作家・北國浩二の小説『嘘』を映画化。認知症の父を介護するため、田舎に戻った絵本作家の千紗子は、事故で記憶を失った少年を助ける。その身体に虐待の痕を発見した千紗子は、少年を守るため、自分を母親と偽り、少年と3人で暮らし始めるが……。出演は「キングダム 運命の炎」の杏、「さかなのこ」の中須翔真、「花腐し」の奥田瑛二。「生きてるだけで、愛。」の関根光才の長編第2作。
  • 鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成

    制作年: 2022
    人気コミックを曽利文彦監督が実写化した「鋼の錬金術師」に続く完結編二部作の最終章。国家中枢には、完全な存在になろうと企てる最大の敵“お父様”が潜んでいた。軍の暗部に立ち向かうエドとアルの兄弟。求め続けた身体と引き換えに2人が最後に出した答えとは。山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子といった面々が引き続き出演。
  • 鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー

    制作年: 2022
    人気コミックを曽利文彦監督が実写化した「鋼の錬金術師」に続く完結編二部作の前編。国家錬金術師ばかりを狙う連続殺人事件が発生するなか、エドとアルの兄弟は、額に十字傷を持つ犯人スカーと対峙する。だがその圧倒的な強さの前に機械鎧を破壊されてしまい……。山田涼介、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多といった主要メンバーは前作より引き続き出演。新キャストとして「ブレイブ 群青戦記」の新田真剣佑、「海難1890」の内野聖陽らが加わる。
  • 劇場版 ラジエーションハウス

    制作年: 2022
    集英社のマンガ雑誌『グランドジャンプ』で連載中の『ラジエーションハウス』を映像化した人気ドラマシリーズの劇場映画版。放射線技師という裏方の活躍に焦点をあてた新たな医療エンタテイメント。離島で謎の感染症が発生、“チームラジハ”の新たな活躍が始まる。主人公の放射線技師・五十嵐唯織に窪田正孝のほか、本田翼、広瀬アリス、遠藤憲一などドラマのキャストがそのまま登場。監督は「マスカレード・ナイト」「HERO」シリーズの鈴木雅之。脚本はドラマ『ナイト・ドクター』『好きな人がいること』の大北はるか。
  • 地獄の花園

    制作年: 2021
    TVドラマ『架空OL日記』で第36回向田邦子賞を受賞、脚本家としても活躍するお笑い芸人バカリズムが脚本を手がけるコメディ。ごく普通のOL生活を送る田中直子。しかし彼女の職場の裏では、特攻服を着たOLたちが拳と拳で熾烈な派閥争いに明け暮れていた……。監督は、Perfumeやサカナクションなど数々のアーティストのMV、CM、TVドラマを手がけてきた関和亮。「君は月夜に光り輝く」の永野芽郁らが、OLたちの仁義なき戦いを繰り広げる。
  • 天外者(てんがらもん)

    制作年: 2020
    2020年に急逝した三浦春馬が、薩摩藩士・明治政府役人を経て商都・大阪の基礎を作った実業家・五代友厚を演じた歴史群像劇。攘夷か開国か、国が揺れ動く中、五代は世界に目を向け、誰もが夢見ることのできる国をつくるため坂本龍馬ら盟友たちと志を共にする。天外者(てんがらもん)とは、鹿児島の方言で“すごい才能の持ち主”のこと。五代の盟友・坂本龍馬を「ひるなかの流星」の三浦翔平が、後に三菱財閥を築く岩崎弥太郎をミュージシャンの西川貴教が、伊藤博文を「小さな恋のうた」の森永悠希が演じる。「利久にたずねよ」「海難1890」の田中光敏監督と脚本家・小松江里子が再び組み、近代日本の夜明けと大いなる目標に向かう偉人たちの青春を描く。
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