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ビアトリス・ヴァーリーの関連作品 / Related Work
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メルバ
制作年: 195319世紀末から廿世紀初めにかけて華かな存在であった女流歌手ネリー・メルバの伝記映画である。製作は「アフリカの女王」のS・P・イーグルで、ホライズン・プロの第2回(1953年)作品。監督のルイス・マイルストーン、脚本のハリー・カーニッツは「廿日鼠と人間」と同じスタフ。撮影はテッド・スケイフ、(「アフリカの女王」の撮影助手)音楽監督は「邪魔者は殺せ」のミューア・マシーソンの担当。メルバにはメトロポリタン・オペラの新人パトリス・マンセルが扮し、ロバート・モーリー(「文化果つるところ」)、ジョン・マッカラム(「鷲の谷」)、ジョン・ジャスティン(「超音ジェット機」)、マーティタ・ハント(「大いなる遺産」)、アレック・クルーンズ、シビル・ソーンダイクらが共演。 -
女狐(1950)
制作年: 1950「第三の男」と同じくアレクサンダー・コルダとデイヴィッド・O・セルズニックの共同提供作品で、「老兵は死なず」「ホフマン物語」などのチーム、マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガーが一九五〇年に製作・脚色・監督に当ったテクニカラー映画。原作は英国の女流詩人メアリー・ウエッブで、ジブシーの血を享けた野性の娘をめぐる精神愛と肉欲の葛藤を描いたもの。撮影のクリストファー・チャリス、装置のハイン・ヘックロスは「ホフマン物語」と同じ。音楽の作曲と指揮は「黒水仙」のブライアン・イースデルの担当。主演は「君去りし後」のジェニファー・ジョーンズ、「成吉思汗」のデイヴィッド・ファラー、「青いヴェール」のシリル・キューサックの三人で、以下「河」のエズモンド・ナイト、「悪魔と寵児」のシビル・ソーンダイク、「夜霧の都」のヒュー・グリフィス、「三つの情熱」のエドワード・チャップマンらが助演する。 -
霧の夜の戦慄(1947)
制作年: 1947「第七のヴェール」「灰色の男」のジェームズ・メイソンが主演す映画で、「第七のヴェール」「情炎の島」と同じくシドニー・ボックス作品であるが、主演者メイスンも共同の製作者である。原作はジョン・P・モナハンのオリジナル・ストーリーで、原作者とメイスン夫人であり女優であり女流作家であるパメラ・ケリノが協力して脚色し、「間諜M1号」のローレンス・ハンチントンが監督し、「第七のヴェール」のレジナルド・ワイヤーが撮影した。音楽はバーナード・スティーヴンスの作曲である。メイスンと共にパメラ・ケリノと「青の恐怖」のロサムンド・ジョンが主演し、新顔の少女俳優アン・ステーヴンスをはじめ、モーランド・グラハム、ブレフニ・オルーク、其他が助演している。 -
ベデリア
制作年: 1946「ローラ殺人事件」と同じくヴェラ・キャスバリーの探偵小説の映画化で、原作者自ら、ハーバート・ヴィクター及び製作者イザドア・ゴールドスミスと協力して脚色、ランス・コンフォートが監督したもの。コンフォートは撮影、録音など技術方面に長い経験を持ち、一本立ち監督となったのは一九四一年で、「鉱夫の城」「町の子等」「我々が結婚した時」などの作品がある。撮影監督はロンドンのメトロ・ゴールドウィン・メイヤーから借りたフレデリック・A・ヤングである。主演は、イギリス映画界第一の人気女優マーガレット・ロックウッド、彼女は「邪悪な淑女」「愛の物語」「飢餓の丘」「灰色の男」などの近作があり、かつてハリウッドでも二三の映画に出演している。相手は、イアン・ハンター、彼がジェシー・マシュースやグレイシー・フィールズの相手役をしていたことは知らずとも、ジョーン・クロフォード、マーナ・ロイ、ジャネット・マクドナルドと共演したことは記憶に新たであろう。「キャラバン」「かれらは姉妹」のアン・クロウフォード、トーキー以来のヴェテラン、バリー・K・バアンズが主なる役で、ジル・エスモンド、ビアトリス・ヴァーリー、エレン・ポロック、ルイズ・ハンプトン、ピートリス・ヴァリー、らが助演している。 -
愛の海峽(1945)
制作年: 1945「ミモザ館」「旅する人々」のフランソワーズ・ロゼー、英映画界のヴェテラン俳優トム・ウォールズ、「妖婦」「七つの月のマドンナ」のパトリシア・ロックが主演する英仏協調をテーマとするマイケル・バルコン作品で、T・E・B・クラークが脚本を書卸し、一九四〇年まではフィルム編集者で一九四一年監督に昇進したチャールズ・フレドが監督し、撮影はロイ・ケリノが監督、ジャック・パーカーが操作した。音楽はクリフトン・パーカーが書き、ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団がアーネスト・アーヴィング指揮下に演奏した。助演俳優は、ラルフ・マイケル、カナダ放送会社専属のポール・デュピュイ、フレデリック・パイパーら。マイケル・バルコンが製作した一九四五年作品。