小倉千夏

  • 出身地:東京都新宿区
  • 生年月日:1960年5月27日

略歴 / Brief history

日本女子大学国文学科で中世文学を専攻。卒業後、イメージフォーラム付属映像研究所に入学して実験映画を学ぶ。日常の風景をごく私的な視点からとらえた8ミリ作品を発表、「流離譚」ではストッキングの布地をフィルターがわりにして、詩的な映像を抽出している。本格的な映画の勉強をするために85年ファイン・アートのメッカとして著名なサンフランシスコ・アート・インスティテュートに留学。現在の日常の風景と二〇年前のホーム・ムービーなどをコラージュして“間”を描いた「Slant or Slumber」は高く評価された。同作品は88年イメージフォーラム・フェスティバルで招待作品として上映された。

小倉千夏の関連作品 / Related Work

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  • ルアッサンブラージュ

    制作年: 1982
    セネガルの部族を独自の視点で叙述的にとらえたドキュメンタリー。監督・製作・脚本・撮影・編集はトリン・T・ミンハで、彼女がダカールの国立音楽学校で3年の教鞭をとった後に製作された。(16ミリ) ポスト・フェミニズム、ポスト・コロニアリズム(植民地主義)の第一人者にして女流映画作家のトリン・T・ミンハ(53年ベトナム、ハノイ生)作品の特集で上映された。東京写真美術館で開催された現代女性作家展『ジェンダー/記憶の淵から』('96年9月5日~10月27日)関連企画で、新しい試みとして写真と映画が同一枠で展覧・上映された。

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