略歴 / Brief history
日本女子大学国文学科で中世文学を専攻。卒業後、イメージフォーラム付属映像研究所に入学して実験映画を学ぶ。日常の風景をごく私的な視点からとらえた8ミリ作品を発表、「流離譚」ではストッキングの布地をフィルターがわりにして、詩的な映像を抽出している。本格的な映画の勉強をするために85年ファイン・アートのメッカとして著名なサンフランシスコ・アート・インスティテュートに留学。現在の日常の風景と二〇年前のホーム・ムービーなどをコラージュして“間”を描いた「Slant or Slumber」は高く評価された。同作品は88年イメージフォーラム・フェスティバルで招待作品として上映された。