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ファーリー・グレンジャーの関連作品 / Related Work
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セルロイド・クローゼット
制作年: 1995ハリウッド映画の歴史のなかで、60年代まで検閲上その描写が禁止されながらも様々なコードにより暗示的に描かれてきた同性愛。映画における同性愛の暗示のされ方、描かれ方の歴史を、120本におよぶ作品からの断片と、俳優や脚本家、当時の観客だった同性愛者たちのインタヴューで明るみに出すドキュメンタリー。監督は「ハーヴェイ・ミルク」のロブ・エプスタインと、「ネバー・クライ・ウルフ」などの編集者出身でエプスタインとは公私にわたるパートナーであるジェフリー・フリードマン。撮影は「ビジョンズ・オブ・ライト」のナンシー・シュライバー。音楽は「ファーゴ」などコーエン兄弟の作品で知られるカーター・バーウェル。ナレーションは自身カミングアウトしたレズビアンでもあるリリー・トムリンで、本作の共同製作総指揮も兼ねている。インタヴューに答えるのは「お熱いのがお好き」で女装し、「スパルタカス」ではローレンス・オリヴィエに誘惑された(公開時カット、復元版で復活)トニー・カーティス、「カラー・パープル」と「ボーイズ・オン・ザ・サイド」でレズビアン的な役を演じ、黒人とゲイは同じマイノリティと語るウーピー・ゴールドバーグ、デビュー作のヒッチコック監督「ロープ」で、ジョン・ドールと共にゲーム殺人を犯すゲイ・カップルを演じた「夜の人々」「見知らぬ乗客」のファーリー・グレンジャー、「噂の二人」でオードリー・ヘップバーンと共演してレズビアンに扮したシャーリー・マクレーン、「フィラデルフィア」のエイズにかかったゲイの弁護士役でアカデミー賞を獲得したトム・ハンクス、リベラル派で知られ、「ハンガー」でカトリーヌ・ドヌーヴとのレズビアン・シーンが話題を呼んだスーザン・サランドンなどの有名俳優たち、「ベン・ハー」の59年版(ウィリアム・ワイラー監督)でベン・ハーとメッサラのあいだに同性愛関係を盛り込んだと語る作家のゴア・ヴィダル、「理由なき反抗」のプレイトー(サル・ミネオ)役について言及するスチュアート・スターンなど。 -
ローズマリー(1981)
制作年: 1981プロムの夜に起きた無差別殺人を描くスリラー。製作はジョセフ・ジトーとデイヴィッド・ストレイト。監督は75年にB級スリラーAbduction(日本では76年に「誘拐!暴行!銃撃!/新聞王謎の令嬢パトリシア」と題してTV放映)を撮ったジョセフ・ジトー。脚本はグレン・レオポルド、ニール・バーベラ、撮影はラウル・ロマス、音楽はリチャード・エインホーンが担当。特殊メイクアップを「マニアック」のトム・サヴィーニが手掛けている。出演はヴィッキー・ドーソン、クリストファー・ゴートマン、ファーリー・グレンジャーなど。本国でのタイトルはThe Prowler。日本版字幕は岡枝慎ニ。カラー、スタンダード。1981年作品。 -
エスピオナージ
制作年: 1973“エスピオナージ”とよばれる各国諜報機関に暗躍する男たちを主人公とする政治スリラー。製作・監督はアンリ・ヴェルヌイユ、脚本はヴェルヌイユとジル・ペロー、原作はピエール・ノールの同名小説。撮影はクロード・ルノワール、音楽はエンニオ・モリコーネが各々担当。出演はユル・ブリンナー、ヘンリー・フォンダ、ダーク・ボガード、フィリップ・ノワレ、ミシェル・ブーケ、ヴィルナ・リージ、マリー・デュボア、エルガ・アンデルセン、ファリー・グレンジャーなど。60点 -
花と夕日とライフルと… 風来坊
制作年: 1970ギャグとジョークをもりこんだマカロニ・ウエスタンのコメディ篇。製作はイタロ・ジンガレリ、監督・脚本はE・B・クラッチャー、撮影はアルド・ジョルダーニ、音楽はミカリッツィが各々担当。出演はテレンス・ヒル、バッド・スペンサー、ファリー・グレンジャー、ステファン・ザガライヤ、ダン・スターキー、ジセラ・ハーン、エツィオ・マラーノなど。60点 -
チャレンジャー
制作年: 1969世界各国のレース場に命をはるレーサーの、栄光と孤独の裏側を描いた作品。製作はロイ・ハギンス、監督は「空から赤いバラ」のレスリー・H・マーティンソン。ロバート・ハムナーとジョン・トマス・ジェームズのストーリーをディック・ネルソンが脚色。撮影はジャック・マータ、音楽はピート・ルゴロ、美術はジョン・T・マコーマック、編集はエドワード・A・ビアリー、ニック・アーチャーがそれぞれ担当。出演は「無法者!墓場へ行け!」のダレン・マックギャヴィン、「その日その時」のショーン・ギャリソン、ニコ・ミナードス、「夕陽に向って走れ」のスーザン・クラーク、「荒野を歩け」のアン・バクスター、「セメントの女」のリチャード・コンテ、「三つの恋の物語」のファーリー・グレンジャー、「スタンピード」のジュリエット・ミルズなど。テクニカラー、ビスタサイズ。1969年作品。 -
夢去りぬ
制作年: 1955チャールズ・サミュエルの事実小説「赤いベルベットのブランコ に乗った女」から、「ナイアガラ」のウォルター・ライシュと「七年目の浮気」のチャールズ・ブラッケットが共同脚色し、「海底二万哩」のリチャード・フライシャーが監督した。音楽は「恐怖の土曜日」のヒューゴー・フリードホーファー、撮影は「七年目の浮気」のミルトン・クラスナー。主な出演者は「白昼の対決」のレイ・ミランド、「ピラミッド(1955)」のジョーン・コリンズ、「夏の嵐」のファーリー・グレンジャーで他に、「明日に別れの接吻を」のルーサー・アドラー、「暴力教室」のジョン・ホイト、コーネリア・オティス・スキナーなど。デ・ラックス・カラーによる1955年作品。