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ナタリー・カルドーヌの関連作品 / Related Work
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愛の地獄(1994)
制作年: 1994美しい妻に対する夫の異常な嫉妬をめぐる心理サスペンス。「恐怖の報酬」「悪魔のような女」で50年代フランスを代表するサスペンス映画作家、アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督が64年に中途で製作を放棄した脚本を基に、ヌーヴェルヴァーグの旗手だったベテラン、クロード・シャブロルが時代を現代に置き換えて脚色・監督。製作は「トリコロール」(三部作)など現代フランスを代表するプロデューサー、マラン・カルミッツ。撮影はシャブロルとは92年の『Betty』 (未公開) で組んだ「オリヴィエ オリヴィエ」のベルナール・ジツェルマン。(前作『L'oeil du Vichy (ヴィシーの眼) 』は戦時中の記録フィルムの再構成だったので除外すれば、『Betty』、本作、次作「沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」と3本連続になる。)音楽は監督の実子で「ボヴァリー夫人」など80年代以降の父の作品の音楽を多数手掛けるマチュー・シャブロル。美術はエミール・ジゴ、録音はジャン・ベルナール・トマソン、編集はモニーク・ファードウリュ。出演は「愛を弾く女」のエマニュエル・ベアール、「プレタポルテ」「フレンチ・キス」のフランソワ・クリュゼ、「ラヴィ・ド・ボエーム」「レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う」のアンドレ・ヴィルムス、マルク・ラヴォワース、「オディールの夏」のナタリー・カルドーヌ。そのほかホテルの常連客として、「プレタポルテ」のジャン・ピエール・カッセル、ドラ・ドル、クリスチアーヌ・ミナッツォリ、『気のいい女たち』(特別上映のみ)のマリオ・ダヴィドら60年代のシャブロル映画の常連が友情出演的に顔を揃えている。 -
オディールの夏
制作年: 1994性への欲望を通して人間の生、死、老いの問題をシニカルに描くコメディ・ドラマ。監督は「伴奏者」のクロード・ミレールで、川端康成の「眠れる美女」に着想を得たという脚本は彼にとって初の単独オリジナル。製作は監督夫人のアニー・ミレールと「愛の報酬 シャベール大佐の帰還」のジャン・ルイ・リヴィ、エグゼクティヴ・プロデューサーはアニー・ミレールとジャン・ジョゼ・リシェール、撮影はギヨーム・シフマン、音楽はピエール・ボシュロン、アントワーヌ・ウーヴリエ、ヴァンサン・グレンほか、美術はトリュフォー映画の常連で知られたジャン・ピエール・コユ・スヴェルコ、編集はアンヌ・ラファルジュ、録音はポール・レネとジェラール・ランがそれぞれ担当。出演は「イヴォンヌの香り」のジャン・ピエール・マリエル、「赤い航路」のエマニュエル・セニエ、「パリの天使たち」のリシャール・ボーランジェ、「ゴダールの決別」のベルナール・ヴェルレーほか。