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オタール・メフリシヴィリの関連作品 / Related Work
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田園詩
制作年: 1976リハーサルのために田舎を訪れた弦楽四重奏団と村人の交流を通して、自然と人間をみずみずしいタッチでとらえ、祖国への思いをつづった映像叙情詩。監督はオタール・イオセリアーニ。グルジア映画第2世代の先陣として登場しながら、処女作であるおとぎ話調のファンタジー『四月』(62)が上映禁止となり、一時は肉体労働に従事。映画界に復帰してからは叙情豊かにユーモアとペーソスを交えた映像で現代社会を見据え、人間の本質を問いかける随想映画というべき一連の作品「落葉」(66)『歌うつぐみがいました』(70/日本未公開)、そして本作を発表、国際的に高い評価を得た。80年代以降はパリに創作の拠点を置いて国外で活動している。脚本はイオセリアーニ、レゾ・イナニシヴィリ、オタール・メフリシヴィリの共同。撮影は記録映画畑出身で、イオセリアーニの3本の作品のほか、『苗木』(73/日本未公開)などを手掛けたグルジアフィルムの重鎮、アベサロム・マイスラーゼ。 -
歌うつぐみがおりました
制作年: 1970「素敵な歌と舟はゆく」「月曜日に乾杯!」が日本でも評判を呼んだグルジア出身の名匠、オタール・イオセリアーニ監督が1970年に手掛けたコメディ。2004年6月の特集上映<イオセリアーニに乾杯!>において本邦初公開。落ち着きがなく自分勝手なお調子者の男のせわしない日常を、瑞々しく描く。