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ラウル・アルベールの関連作品 / Related Work
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愛と戦火の大地
制作年: 1992第二次大戦後の民族運動期に勃発したインドシナ戦争の実態を、最大激戦地〈ディエン・ビエン・フー〉を舞台にドキュメンタリー・タッチで描いた戦争ドラマ。監督・脚本は実際にインドシナ戦争でフランス軍映画部カメラマンとして従軍、捕虜になった経験を持つ『アンダーソン・プラトーン』(66、テレビ作品)などのピエール・シェーンドルフェル。製作はジャック・キルスネル、エグゼクティヴ・プロデューサーはルー・グズアン・チュ、撮影は「真夜中の恋愛論」のベルナール・リュティック、音楽はフランソワ・トリュフォーの一連の作品のほか、「プラトーン」など米映画も手掛け、「ブラック・ローブ」(93)を遺作に亡くなった巨匠ジョルジュ・ドルリュー、美術はラウル・アルベール、編集はアルマン・プセニー、衣装はオルガ・ペルチュ、特殊効果はオリヴィエ・ゼネンスキー、ジャン・ピエール・マリクールがそれぞれ担当。主演は「袋小路」「大脱走」をはじめ、後年は「ハロウィン」シリーズなどホラー作品で知られた名優で、94年に他界したドナルド・プレゼンス。共演は「白い婚礼」のリュドミラ・ミカエルとフランソワ・ネグレほか。60点 -
リュミエール
制作年: 19762017年に逝去したフランスの名優、ジャンヌ・モローの監督デビュー作。映画業界に生きる4人の女優たちの欲望、葛藤、そして連帯を鮮やかに描き、モロー自身の半生を彷彿とさせる。女優の一人サラ役をモロー自身が演じたほか、ラウラ役をイタリアのネオレアリズモ時代に名声を得たルチア・ボゼー、ジュリエンヌを「パリの灯は遠く」(76)でモローと共演しているフランシーヌ・ラセット、キャロリーヌを、ジャック・ロジェ監督の「トルテュ島の遭難者たち」(76)のキャロリーヌ・カルティエが演じている。また「ヒトラー ~最期の12日間」などのドイツの名優ブルーノ・ガンツも出演。また、タンゴを革新した作曲家アストル・ピアソラが音楽を担当した。女性たちの姿をありのままにいきいきと描いたモローの監督作に光をあてる特集「映画作家 ジャンヌ・モロー」(2024年10月11日~/新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか)にて劇場初公開。「思春期」(79)「リリアン・ギッシュの肖像」(83)とともに上映。