高橋克典 タカハシカツノリ

  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 生年月日:1964/12/15

略歴 / Brief history

神奈川県横浜市の生まれ。両親ともに音楽家で、幼少時からピアノの英才教育を受けて育ち、青山学院高等部在学中にバンドを組んだのをきっかけに、ミュージシャンを目指すようになる。その後、青山学院大学経営学部に進学するが、バイトに明け暮れ、中退。1990年、オーディションに合格して、自由劇場の『もっと泣いてよフラッパー』に吉田日出子の恋人の八百長ボクサー役で出演する。93年、シングル『抱きしめたい』とアルバム『BREATHLESS』で念願の歌手デビュー。以後も歌手活動と並行して、日本テレビ『ポケベルが鳴らなくて』93、『ベストフレンド』95、フジテレビ『FOR YOU』95、『ピュア』96、『イヴ』97、TBS『ひと夏のラブレター』95、『ランデヴー』『あきまへんで!』98、NHK『翔ぶ男』98など多数のテレビドラマに出演し、俳優として評価を高める。99年、本宮ひろ志原作のTBS『サラリーマン金太郎』で元暴走族の型破りな主人公・矢島金太郎に扮し、古風な熱血漢のキャラクターをパワフルに演じて大好評を得る。同年には三池崇史監督による劇場版も公開され、2004年までテレビシリーズ4作が作られる人気作となった。続いて03年には、柳沢きみお原作のテレビ朝日『特命係長・只野仁』に主演。昼は広告代理店のダメ社員、夜は社内外のトラブルを極秘裏に解決する特命係長として活躍する主人公・只野仁を、デフォルメした芝居で熱演して新たな代表作とする。こちらも09年までシリーズ4作を重ね、08年には「特命係長・只野仁/最後の劇場版」も公開された。この間、映画では、02年の細野辰興監督「竜二 Forever」で、癌のために夭折した俳優・金子正次の生きざまを再現して主演。橋本一監督「新・仁義なき戦い/謀殺」03にも、主人公の経済やくざ役で主演するなど活躍が続く。テレビドラマはほかに、TBS『金曜日の恋人たちへ』00、『年下の男』03、『女系家族』05、『ガチバカ!』06、『官僚たちの夏』09、フジテレビ『傷だらけのラブソング』02、『アリアドネの弾丸』11、テレビ朝日『オトコの子育て』07、『同窓会/ラブ・アゲイン症候群』10、『悪党・重犯罪捜査班』11、WOWOW『隠密指令』08などがあり、悪役から“主夫”に至るまで多彩な役柄に挑戦している。04年、ファッションモデルの中西ハンナと結婚。

高橋克典の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~

    制作年: 2025
    1分1ラウンドで最強を決める格闘技イベント・ブレイキングダウンを題材にした三池崇史監督による青春アクション。少年院で知り合ったイクトとリョーマが、ブレイキングダウンのリングを目指す。ブレイキングダウンを設立した元総合格闘家・朝倉未来の自伝『路上の伝説』から着想を得ている。朝倉未来やブレイキングダウンCOOを務める起業家・溝口勇児がエグゼクティブプロデューサーとして参加。主演は、総勢2,000人が参加したオーディションを経て選ばれた木下暖日と吉澤要人。
  • 劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説 呪いの血

    制作年: 2024
    参加者が推理小説の登場人物となり話し合いながら事件解決を目指す体験型ゲーム、マーダーミステリーのゲームシステムをベースに、即興劇を繰り広げるTVドラマシリーズの劇場版。三つ首祭りが行われた夜、鬼灯村の長である一乗寺家当主の遺体が発見され……。『マーダー★ミステリー ~探偵・斑目瑞男の事件簿~』ドラマシリーズ総合演出を手掛ける光岡麦が監督を務め、TV版の構成を担当する渡邊仁も参加。シリーズの主人公である探偵・斑目瑞男役の劇団ひとり、斑目の助手・村城和兎役の剛力彩芽が続投するほか、木村了、八嶋智人、高橋克典らが出演。出演者にはキャラクター設定と行動指示のみ与えられ、台詞は即興劇(アドリブ)で行われていく。
  • 乱歩の幻影

    制作年: 2024
    推理作家・島田荘司による連作短編集『網走発遙かなり 改訂完全版』に収録された短編を、島田荘司自ら脚本を書き映画化。江戸川乱歩は人を殺したという噂を知った弓子は、のめり込むように乱歩周辺について調べ、死体を埋め込んだとされるアパートに向かう。劇中で使用されるオリジナルオペラの作詞作曲も島田荘司が担当。監督は、「20歳のソウル」の秋山純。「20歳のソウル」の原作・脚本を手がけた脚本家・演出家・俳優の中井由梨子が劇中劇を演出。モデルでドラマ『Get Ready!』などに出演した結城モエが映画初主演したほか、江戸川乱歩を『特命係長 只野仁』シリーズの高橋克典が、謎の女性・芙蓉を「花筐/HANAGATAMI」の常盤貴子が演じる。
  • 明日を綴る写真館

    制作年: 2024
    1966年にデビュー、名バイプレイヤーとして知られる平泉成の初の主演作である人間ドラマ。さびれた写真館を営むカメラマン・鮫島の写真に惹かれ弟子入りした太一は、客と対話を重ね客の心残りや後悔に向き合う鮫島を通し、自分に足りないものに気付いていく。あるた梨沙による同名漫画を、「20歳のソウル」を手がけた秋山純監督が映画化。無口なカメラマン・鮫島を平泉成が、華々しいキャリアを捨て鮫島に弟子入りする太一を男性アイドルグループ『Aぇ! group』のメンバー、佐野晶哉が演じるほか、佐藤浩市、吉瀬美智子、高橋克典、田中健、美保純、赤井英和、黒木瞳、市毛良枝らベテラン俳優陣が共演。
  • 世界の終わりから

    制作年: 2023
    「さがす」の伊東蒼主演、「CASSHERN」やハリウッド映画「ラスト・ナイツ」などを手がけてきた紀里谷和明監督によるファンタジー。事故で親を亡くし生きる希望を見出せない高校生のハナの元に、政府の特別機関の男が訪ねてきて、見た夢を教えてほしいと言う。世界を救うため奔走する女子高生ハナを伊東蒼が、政府の特別機関に所属しハナを支える江崎を「猫は逃げた」の毎熊克哉が演じるほか、北村一輝、夏木マリ、映画監督の岩井俊二ら豪華出演陣が集結。
  • バイオレンスアクション

    制作年: 2022
    浅井蓮次と沢田新による同名人気コミックを、橋本環奈主演で実写化。日商簿記検定2級取得を目指し専門学校に通うピンクボブ女子・菊野ケイ。今日もバイト先へと向かうが、そこは指名制の殺し屋で、ケイはナンバーワン指名の実力を持つ超凄腕のヒットガールだった。共演は「東京リベンジャーズ」の杉野遥亮、「蜜蜂と遠雷」の鈴鹿央士。監督は「劇場版 おっさんずラブ LOVE or DEAD」の瑠東東一郎。