三宅裕司 ミヤケユウジ

  • 出身地:東京都千代田区
  • 生年月日:1951/05/03

略歴 / Brief history

東京都千代田区の生まれ。明治大学経営学部在学中は落語研究会に所属し、卒業後はコメディアンを目指して日本テレビ・タレント学院に入学。いくつかの劇団を転々としたのち、1979年に小倉久寛らと劇団“スーパー・エキセントリック・シアター(SET)”を旗揚げする。翌80年の初公演『ヤァヤァヤァ』以降、俳優・座長としてSETを牽引する一方、個人としては、83年にニッポン放送『三宅裕司のヤングパラダイス』でラジオパーソナリティに抜擢され、一気に高い知名度を獲得。TBS『テレビ探偵団』86~92、『三宅裕司のいかすバンド天国』89~90、日本テレビ『THE夜もヒッパレ』95~02などのバラエティ番組の司会もつとめ、全国区の人気を誇るタレントとして活躍を続ける。俳優業でも映像ジャンルに進出し、86年の大林宣彦監督「四月の魚」で映画初出演。同年の山川直人監督「ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け」、那須博之監督「紳士同盟」にも連続出演し、端役ながらも喜劇俳優としての資質をアピールするべく存在を印象づけた。その後も、舞台、映画、テレビと縦横に行き来しつつマルチな活躍を続け、94年の渡邊孝好監督「居酒屋ゆうれい」で舞台となる居酒屋の常連客を好演したのに続き、朝原雄三監督「サラリーマン専科」95では映画初主演をつとめる。松竹大船調の伝統を彷彿させるかたちでサラリーマンの悲哀をユーモラスに演じ、続編が2本製作される好成績を収めた。滝田洋二郎監督「壬生義士伝」03などではシリアスな芝居にも実績を残し、本業の舞台でも、2004年から伊東四朗、渡辺正行らとともに『伊東四朗一座』公演を定期的に行なうなど精力的に活動している。テレビドラマの出演作に、TBS『ウルトラマンを作った男たち』89、『魔王』08、『生まれる。』11、NHK『ひまわり』96、『妻の卒業式』04、『どんまい!』05、『桂ちづる診察日録』10、フジテレビ『町』97、『ショートピース』11、日本テレビ『お熱いのがお好き?』98など。

三宅裕司の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • 父と僕の終わらない歌

    制作年: 2025
    2016年にYouTubeに投稿された動画をきっかけに、80歳のアルツハイマー型認知症患者がCDデビューを果たしたイギリスの実話を、日本に置き換えて映画化。かつて歌手デビューを夢見た楽器店店主・間宮哲太はある日、アルツハイマー型認知症と診断されるが……。出演は「こんにちは、母さん」の寺尾聰、「雪の花 -ともに在りて-」の松坂桃李。監督は「線は、僕を描く」の小泉徳宏。
  • 護られなかった者たちへ

    制作年: 2021
    中山七里の新聞連載小説を瀬々敬久監督が映画化した社会派ミステリー。東日本大震災から10年目の仙台で、手足を縛られて餓死するという連続殺人事件が発生。被害者はみな人格者だったとの評判で犯人の動機すらつかめない。刑事の苫篠はある男に目を付ける。連続殺人事件の捜査線上に浮かび上がる主人公・利根を演じるのは、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」以来の瀬々組となる佐藤健。過去に起こした事件で服役し、出所したばかりだが、なにかを思い詰めてている。そんな利根を追い詰める刑事・笘篠を演じるのは佐藤健と10年ぶりのタッグを組む阿部寛。緻密な捜査を重ねながらも決定的な証拠がつかめないまま、第三の事件の予感に焦りを感じる。なぜ、被害者は無残な殺され方をされねばならなかったのか。利根の過去には何があったのか。さまざまな想いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく……。
    70
  • 映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝

    制作年: 2008
    「映画ドラえもん」アニメシリーズ。植物たちが暮らす不思議な世界に連れてこられたドラえもんたちの地球の危機を救うための冒険を描く。監督は「ドラえもん のび太の恐竜2006」の渡辺歩。脚本は「劇場版 創聖のアクエリオン」の大野木寛。声の出演は水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一、千秋、堀北真希、他。
    50
  • 結婚しようよ

    制作年: 2007
    人生の転機を迎える団塊世代の父とその家族を描くドラマ。劇中、1970年代にヒットした吉田拓郎の数々の曲が流れ、彼のファンであったという「夕凪の街 桜の国」の佐々部清が監督した。出演は「恋しくて」の三宅裕司、「春の雪」の真野響子、「ラブ★コン」の藤澤恵麻、中ノ森バンドのAYAKOなど。
    70
  • 恋しくて(2007)

    制作年: 2007
    石垣島出身のミュージシャン・BEGINの同名タイトルをモチーフに、石垣島のティーネイジャーたちの、ほのかな恋愛を描く青春物語。監督は、「ナビィの恋」「ホテル・ハイビスカス」と、沖縄の自然とそこに生きる人々を愛情いっぱいに描いてきた中江裕司。出演は、「カナリア」の石田法嗣他、『ちゅらさん』のおばぁ役でおなじみの平良とみら沖縄の役者たちが出演。
  • 佐賀のがばいばあちゃん

    制作年: 2006
    昭和30年代、高度経済成長が始まろうとする時代。極めつけの貧乏生活の中で気丈なばあちゃんと暮らした少年を描いたドラマ。原作は島田洋七による同名自伝小説。主演は吉行和子。ほか、工藤夕貴、緒形拳、浅田美代子、三宅裕司、山本太郎、島田紳助。監督は「冬物語」の倉内均。