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「ろから始まるもの」の検索結果
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村上もとかの原作コミックを基に異才・小沼勝監督が描く青春ドラマ「NAGISA なぎさ」(2000)。1960年代の湘南・江ノ島を舞台に、12歳の多感な少女なぎさのひと夏の体験を、『恋のバカンス』をはじめとする60sヒットナンバーをバックに瑞々しく描いた本作が、田口晴久(撮影)監修によりオリジナルネガからデジタル化。傷の修復などのレストア作業、カラコレにより蘇ったHDリマスター完全版として、12月4日(水)にBlu-ray&DVDがリリースされる。 主演の座をつかんだ松田まどかは、オーディションで500人の中から選ばれた新星。その演技は国内外で絶賛され、2000年度キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞や第25回報知映画賞最優秀新人賞に輝く。また、ザ・ピーナッツ『恋のバカンス』、加山雄三『夜空の星』、ベッツィ&クリス『花のように』などの60年代の黄金のヒットナンバーが作品を彩っている。 今回のリリースに際し、特典映像、封入特典も充実。Blu-ray版には、大人になった松田まどかが25年ぶりに現地ロケを敢行した撮り下ろしスペシャルムービー『松田まどかの江ノ島タイムマシン2024』や、松田まどかが上京した日からクランクアップまでを記録した貴重な制作日誌を収録したブックレット(20P)と、ファン必携の特典が付いてくる。 https://www.youtube.com/watch?v=2FiHpzcfKr4 Story 1960年代、湘南の夏。12歳のなぎさは、4年前に漁師の父を亡くし、居酒屋を営む母と二人で暮らしている。なぎさにとって、その年の夏休みは生涯忘れられない夏休みとなった。ポータブル・レコード・プレイヤーを手に入れる為、伯母が経営する海の家でバイトを始めたなぎさ。従姉の不良娘・麗子の影響を受けてパーマをあてたり、アメ車を乗り回す麗子のイカした彼氏とダンパに出かけたり、東京から帰省してきたリッチな美少女・真美に意地悪をされたりと毎日様々なことが起きる。ある日、お気に入りの岩場で泳ぎの練習をしていると、見知らぬ男の子に出会う。東京からやってきた病弱な少年・洋は砂浜で漂着物を収集しているという。なぎさは泳げない洋に泳ぎを教えることになり、親しくなっていく。 「NAGISA なぎさ」 出演:松田まどか、稲坂亜里沙、吉木誉絵、佐々木和徳、片桐夕子、松本智代美、芦川よしみ、根岸季衣、石丸謙二郎、佳那晃子 、柄本明 原作:村上もとか『NAGISA』(小学館刊) 監督:小沼勝 脚本:齊藤猛、村上修 プロデューサー:横田修一 撮影:田口晴久 照明:矢部一男 美術:岩本一成 編集:矢船陽介 録音:菊地進平 音楽:遠藤浩二 【受賞歴】 ・第51回ベルリン国際映画祭キンダーフィルムフェスト(児童映画部門)グランプリ(日本映画初) ・第74回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞(松田まどか) ・第22回ヨコハマ映画祭特別大賞(小沼勝) ・第25回報知映画賞最優秀新人賞(松田まどか) 『NAGISA なぎさ デジタルリマスター版』Blu-ray&DVD Blu-ray:6,600円(税込) DVD:4,400円(税込) 発売日:2024年12月4日(水) 発売元:中央映画貿易株式会社 販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング ©村上もとか/小学館 © 映画「NAGISA」2023 ▶ご購入はコチラから
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実在の兄弟デュオ『ドニー&ジョー・エマーソン』が辿った驚くべき実話を、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のケイシー・アフレックを主演に迎え、ビル・ポーラッド監督が映画化。1979年に10代で作った1枚のアルバムが、約30年後に“埋もれた傑作”として再評価され、注目を集めた兄弟とその家族の半生を描く「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」が2025年1月31日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。予告編&本ビジュアルが一挙解禁となった。 予告編では、『レコード会社から連絡があった』という兄から知らせを受け、実家に戻るドニーの姿から幕を開ける。かつて作ったアルバム『Dreamin’ Wild』が再び発売されることが決まり、音楽に情熱を傾けていた10代の自分と兄の姿を思い返すドニー。しかし、過去の輝かしい日々からは一転、当時を振り返り父に詫びる姿が映し出され、一筋縄ではいかなかった夢への道のりを垣間見せる。過去の自分と向き合おうともがくドニーが、30年の時を経てどのような音楽を奏でるのか、感動的な結末に期待が膨らむ映像となっている。 https://youtu.be/Nuhp-9MdZBk “叶わなかった夢”から続いてきた人生に光が差したときに浮かびあがる、家族との深い絆──。新たなる音楽映画に注目したい。 「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」 監督・脚本:ビル・ポーラッド 出演:ケイシー・アフレック、ノア・ジュプ、ズーイー・デシャネル 2022年/アメリカ/カラー/2.35:1/5.1ch/111 分/G/英語/原題:Dreamin' Wild 配給・宣伝:SUNDAE ©2022 Fruitland, LLC. All rights reserved. ▶音楽デュオの実話をケイシー・アフレック主演で映画化「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」
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駒木根葵汰×新原泰佑のW主演でBLファン垂涎の夢物語をドラマ化『25時、赤坂で』
2024年11月29日「BLドラマでカップルを演じる俳優同士が、現実世界でも恋愛関係にあったら…?」。そんなBLファン垂涎の夢物語をリアルに描き、累計120万部超えのベストセラーを誇る夏野寛子の原作コミック(on BLUEで連載中)を、駒木根葵汰×新原泰佑のW主演で実写ドラマ化した『25時、赤坂で』。そのBlu-ray&DVD BOXが、11月29日に発売された。 本作は、2024年4月からテレビ東京「木ドラ24枠」で放送されると同時に、台湾発のLGBTQコンテンツに特化した動画配信サービス「GagaOOLala(ガガウララ)」を通じて世界配信された、全10話の連続ドラマ。芸能界を舞台にしたBLドラマであり、劇中劇のBLドラマの撮影も本編と同時進行していく「入れ子構造」スタイル。だからこそ、「『25時、赤坂で』の舞台裏にもこんなやりとりがあったりして…?」と、妄想したくなる。 ドラマの役作りのための恋人契約のはずが、いつしかリアルな胸の痛みに気付く二人… 新人俳優の白崎由岐(新原)は、オーディションでチャンスを掴み、人気俳優・羽山麻水(駒木根)が主演するBLドラマ「昼のゆめ」の相手役に抜擢される。実は羽山は、白崎の大学時代のサークルの2つ上の先輩にあたるが、いまではすっかり“雲の上”の存在に。 初めての大役を前に焦りを抱いた白崎は、「実生活で経験を積もう」と自らゲイの集まるクラブに飛び込むが、そんな白崎の“向こう見ずさ”を見かねた羽山の提案で、撮影が終わるまでの間、役作りのための恋人関係を結ぶことになる。互いの自宅で予行演習(リハーサル)に励む二人。果たして私生活の二人の疑似恋愛はどんな結末を迎えるのか…⁉ 人気俳優・羽山麻水を演じるのは、『機界戦隊ゼンカイジャー』(テレビ朝日)で主演デビュー。『星降る夜に』(テレビ朝日)や『天狗の台所』(BS-TBS)、『伝説の頭 翔』(テレビ朝日)など、俳優として話題作に名を連ね、近年ではラジオ番組『レコメン』(文化放送)のレギュラーやモデルとしても幅広く活躍を見せる駒木根葵汰(こまぎね・きいた)。クールな見た目とは裏腹に、ドラマのメイキング映像では『晴れ乞いの舞(?)』も披露するなど、お茶目な一面も覗かせる駒木根の掴みどころのなさが、どこか羽山に通じる。 一方、相手役の新人俳優・白崎由岐を演じるのは、『男子校生ミスターコン 2018』にて、グランプリを受賞。その後、俳優として活動を開始。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)や『なれの果ての僕ら』(テレ東)、『アオハライド』(WOWOW)、舞台『ロミオとジュリエット』、『インヘリタンス-継承-』、主演舞台『球体の球体』など、多数の映像・舞台に出演し着実に評価を高めている新原泰佑(にいはら・たいすけ)。キャリアからすれば既に新人俳優ではないが、新原にとっても本作が初のドラマ主演作とあって、つい白崎と重ね合わせてしまう。 演出を担当するのは、「先生、私の隣に座っていただけませんか?」(21)の堀江貴大監督と、『みなと商事コインランドリー2』(テレビ東京)の川崎僚監督。メイキングにはインティマシ―・コーディネーターの西山ももこが、顎に添える指の角度や顔の向きを何度も調整しながら俳優や監督と慎重にキスシーンの撮影を進める様子も収められ、映像特典と併せて観ることで、昨今のドラマ制作の“真の舞台裏”にも触れられる作品となっている。 超ロング密着メイキング集やビジュアルコメンタリーなど、2枚組の豪華映像特典も収録 なかでも出色なのが、2枚組の映像特典として収録される、1時間超えの「超ロング密着メイキング集」と、キャスト4人(駒木根葵汰、新原泰佑、宇佐卓真、南雲奨馬)による、選りすぐりのシーンのビジュアルコメンタリー。クランクイン直後は、緊張した面持ちで上半身裸でのバックハグや“顎クイ”といった密着度高めのシーンに挑んでいた二人。撮影が進むにつれみるみるうちに関係性を深めていった過程が、メイキング撮影チームによる超ロング密着映像と、俳優自らメイキングカメラを手に持ち、共演者やスタッフを取材して回る映像とによって余すところなく記録されており、現場の空気も伝わってくる。 座談会では、羽山と白崎が“二人羽織状態”でニョッキを作る『伝説のニョッキシーン(4話)』をはじめ、「羽山×白崎」「山瀬×白崎」のキスシーンなど、ドラマの名場面が流れる中、キャスト同士がツッコみを入れながら、大盛り上がりで裏話を暴露。劇中劇と本編ドラマとの違いを強調するため、固定カメラを手持ちカメラに変えたり、フィルターの色を暖色系と寒色系で使い分けたりと、実は細かな工夫が随所に施されていることや、芝居をしながら考えていたことなど、興味深いエピソードが満載で、お気に入りシーンのセレクト理由や、今だから話せる撮影秘話を踏まえた上で、もう一度ドラマを観てみたくなる。 今夏韓国ソウルで開催された、初のファンミーティングの舞台裏に密着した「『まだ終わらない二人の夏の話』inソウル密着メイキング」には、駒木根と新原が二人でファンミーティングのリハーサルに臨む様子や、イベント終了直後に率直な感想を語る場面など、未配信の初出し映像も多数収録。自撮りしながら明洞の屋台で食べ歩きをしたり、似顔絵屋で似顔絵を描いてもらったり……と、まるで羽山と白崎がお忍びでデートを満喫しているかのようなリラックスした表情が楽しめる、「ソウルでモグモグ街ブラデート」も必見だ。 文=渡邊玲子 制作=キネマ旬報社 https://www.youtube.com/watch?v=QznSRi_bZ8s [caption id="attachment_43577" align="aligncenter" width="500"] 「Blu-ray 展開図」[/caption] 『25時、赤坂で』 ●11月29日(金)Blu-ray&DVD BOXリリース Blu-ray BOXの詳細情報はこちら DVD BOXの詳細情報はこちら ●Blu-ray BOX 価格:26,400円(税込) 【ディスク】<5枚組(本編ディスク3枚+特典ディスク2枚)> ●DVD BOX 価格:21,450円(税込) 【ディスク】<5枚組(本編ディスク3枚+特典ディスク2枚)> 【Blu-ray&DVD共通】 ★映像特典★ ■あの春の思い出~「25時、赤坂で」超ロング密着メイキング集~ ■放送直前!記者会見の裏側 ■特別企画・キャスト4人で「ビジュアルコメンタリー」開催!お気に入りのシーン選手権(駒木根葵汰、新原泰佑、宇佐卓真、南雲奨馬) ■初ファンミーティング「まだ終わらない二人の夏の話」inソウル密着メイキング ■ソウルでモグモグ街ブラデート ■オープニング映像(両片思い編/両思い編) ★封入特典★ ■「昼のゆめ」台本風ブックレット(「25時、赤坂で」オープニングポラロイド図鑑収録) ■夏野寛子先生描き下ろし!アーティストポストカード(「昼のゆめ」キャストサインデータ入り)※ランダム1枚封入/全4種 <初回生産限定> ■Blu-ray&DVD-BOX購入者限定有料イベント応募券 ※抽選申込期間:2024年11月29日(金)12:00~12月15日(日)23:59 ※詳細はドラマ公式SNSをご覧ください。 ■世界に1枚だけのオープニングポラロイド抽選券(10名様) ※抽選申込期限:2025年1月31日(金)までに封入抽選券からお申込みください。 ■「25時、赤坂で」キービジュアル再現立体アクリルスタンド ●2024年/日本/本編240分/特典209分 ●原作:夏野寛子『25時、赤坂で』(祥伝社 on BLUE COMICS) ●監督:堀江貴大、川崎僚 ●脚本:青塚美穂、阿相クミコ ●主題歌:鯨木「赫赫」(ポニーキャニオン) ●エンディングテーマ:Mel「東京ナイトロンリー」(HPI Records) ●出演:駒木根葵汰、新原泰佑 宇佐卓真、南雲奨馬、福津健創、今川宇宙、篠原悠伸/橋本淳、片山萌美 ●発売元:「25時、赤坂で」製作委員会 販売元:TCエンタテインメント ©「25時、赤坂で」製作委員会 -
『愛の不時着』のイ・シニョン、EXOのシウミン、MONSTA Xのチェ・ヒョンウォン、『ザ・ファビュラス』のチェ・ウォンミョン、『ひかり男子高生徒会』のイ・セオン共演により、解散に追い込まれたアイドルグループの5人が経営難のマート(スーパーマーケット)を再建していくさまを描いた『社長ドル・マート』。 DVD-BOXの12月18日(水)リリース記念として、シウミンの特別インタビュー映像の一部がアジアエンタメ系YouTubeチャンネル〈WE LOVE K〉で公開された。 https://www.youtube.com/watch?v=oo1zW9hVqfA 本作でマートのキャッシャー係を演じるシウミン。好きな日本語は「大好き」とのことで、ファンに向けて発すると特別な繋がりを感じるからだという。また、日本の好きな食べ物は「“大好き”と発音が似ている“すき焼き”」とも。 さらに視聴者へ「『社長ドル・マート』は、困難を乗り越えて成長していく若者たちの物語。温かさを感じてほしい」とメッセージを投げかける。 DVD-BOXには写真満載のカラーブックレットを同梱。また、購入者限定の〈直筆サイン入りプレミアムグッズ プレゼントキャンペーン〉がECサイト5ヵ所で開催されている(詳細はこちら)。ぜひチェックしたい。 DVD詳細 ■レンタル 開始日:12月4日 全5巻/全10話/各巻2話収録/日本語字幕/PCBG-73671~73675 ■セル 全2BOX/全10話/日本語字幕 発売日:12月18日 ・DVD-BOX1 価格:¥16,500(税込)PCBG-61930 収録内容:本編3DISC(第1話~第6話収録) 封入特典:8Pカラーブックレット ・DVD-BOX2 価格:¥16,500(税込)PCBG-61931 収録内容:本編2DISC+特典DISC(第7話~第10話/特典映像収録) 映像特典:95分 メイキング映像 愉快な撮影風景①~③ スペシャルインタビュー ・イ・シニョン(ホラン役) ・シウミン(テホ役) ・チェ・ヒョンウォン(イジュン役) ・チェ・ウォンミョン(ヨンイン役) ・イ・セオン(サンウ役) ・グループインタビュー (イ・シニョン、シウミン、チェ・ヒョンウォン、チェ・ウォンミョン、イ・セオン) 封入特典:8Pカラーブックレット 発売元:ポニーキャニオン Story 飛ぶ鳥を落とす勢いだった男性5人組アイドルグループ〈サンダーボーイズ〉が、事故で解散を余儀なくされて5年。29歳になったリーダーのホランは警察に呼ばれ、驚きの事実を告げられる。なんとメンバー5人が、練習生時代の思い出が詰まったマート〈ポラムマート〉のオーナーになっていたというのだ。 ホランはメンバーのテホ、イジュン、ヨンミン、サンウを呼び寄せ、経営難であるポラムマートの再建に始動。チームワークを取り戻して数々の失敗を乗り越え、さまざまなアイディアで店を盛り上げていく。ところが謎の仮面男の登場により、5人は陰謀に巻き込まれ……。 出演:イ・シニョン、シウミン(EXO)、チェ・ヒョンウォン(MONSTA X)、チェ・ウォンミョン、イ・セオン、チェ・ジョンウン、ソン・ヨンジェ、キム・シャナ 監督:イ・ユヨン 脚本:チャン・ジョンウォン ©2023 The Great Show・PONY CANYON
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金色の輝きを取り戻し、ホラーの邪悪な陰謀を打ち砕いてきた黄金騎士ガロ・道外流牙。〈ハガネ〉を纏う謎の騎士との邂逅により、次なる試練へ導かれる──。『牙狼<GARO>』シリーズ4年ぶりの新作として2024年1〜3月に放送された『牙狼<GARO> ハガネを継ぐ者』。シリーズでは“金狼感謝の日”として知られる11月23日(土)に、Blu-ray&DVD BOX購入者対象イベントがユナイテッド・シネマ豊洲で行われた。 [caption id="attachment_44297" align="aligncenter" width="850"] 左から仲野温、中澤実子、栗山航[/caption] 最終回(第12話)「継(つなぐ)」をスクリーンで上映したのち、道外流牙役の栗山航、白羽創磨役の仲野温、コヨリ役の中澤実子の3名が登壇。シリーズファンである夫婦お笑いコンビ〈ホロッコ〉のほり太の進行により、トークショーが始まった。 テーマはキャストのお気に入りシーン。栗山が挙げたのは、第5話「悟(さとる)」での長回しアクションだ。オフィスビルの廊下で次々とホラーを斬っていく道外流牙を、外からドローンで捉えた。 「横山(誠)さんが総監督だった『牙狼<GARO>〜闇を照らす者〜』のときは、けっこう長回しのアクションが多かったんですが、『ハガネを継ぐ者』のアクション監督を務めている鈴村(正樹)さんは、わりと細かく(カットを)割るタイプの方なんです。そんな中で、ここは唯一と言ってもよい長回しだったので、僕も緊張しました。まずビルの廊下が狭いのと、窓が大きくて、ほぼ全身が映るから、ポーズなどもきっちり決まるように動かなくちゃいけない。しかも、ただでさえ、ビル風がある中でドローンをうまく操作して撮影するのがむずかしいのに、この日は特に風が強かったんです。実際にアクションをする僕らだけじゃなくて、スタッフの高い技術も必要とされる場面でしたが、本番は3テイクでOKでした。体力的にも消耗しましたが、良いシーンになったと思っています」(栗山) なお栗山はドローンの形態模写も披露。隣席の中澤は笑いをこらえきれない様子だ。 仲野は第4話「傷(きず)」より、流牙の言葉を受けて創磨が魔戒騎士の使命や宿命を再認識するシーンをセレクト。 「創磨はあのとき、激しく葛藤していて、苦しかったと思うんです。そんな状況だったから流牙の言葉がストレートに刺さった。あのシーン、台詞は栗山さんのほうが多いんですけど、それだけに、創磨が流牙の言葉をどう受け止めたのか、少ない台詞や表情で、しっかり見せたいと思っていました。個人的には、あのシーンを演じたことで、『創磨になれた』気がしました。忘れられない撮影ですね」(仲野) 中澤は第10話「惑(まどう)」から、コヨリがムツギ(黒谷友香)に立ち向かう緊迫シーンを選んだ。 「自分の中で、いちばん最初に思い出として浮かんだのが、このシーンでした。コヨリの複雑な心情を演じるのはむずかしかったですが、全力で挑みました。コヨリも、私自身も成長できたシーンだと思っています」(中澤) 魔戒法師ムツギの真意が明らかになる展開については、ムツギを母のように慕うコヨリを演じた中澤も、当初は聞かされていなかったという。一方で栗山は、大まかな方向性を聞いたうえで、ムツギの結末については、決定前にメイン監督の松田康洋と話し合ったとのこと。また、仲野は「自分は(役に)入り込んでしまうタイプなので、終盤のムツギに対しては、ショックや怒りで、感情がぐちゃぐちゃになっていました」と振り返った。 続いてファンの質問にキャストが回答する(拒否権ナシ!)コーナーで盛り上がり、最後にスペシャルゲストとして黄金騎士ガロ闇(おん)とハガネが登場。キャスト3名を交えた写真撮影が行われた。 「来年は『牙狼<GARO>』20周年なので、さらに賑やかなイベントができるんじゃないかと期待しています」という栗山のメッセージとともにイベントは終幕。『牙狼<GARO>』の伝説はまだまだ続く。 登壇 栗山航・仲野温・中澤実子 ヘアメイク 宫内三千代(BELLEZZA STUDIO) 澤田久美子(BELLEZZA STUDIO) スタイリスト 黒田匡彦 衣装協力 Losguapos TEL 03 6427 8654 ©2024「ハガネを継ぐ者」雨宮慶太/東北新社 ▶︎ Blu-ray&DVD BOXの購入はこちら