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  • 愛すべき“ヲタク”たちの恋愛劇「ヲタクに恋は難しい」と 福田雄一監督の世界   (C) ふじた/一迅社 ©2020 映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会   高畑充希・山﨑賢人が贈る、恋愛に不器用な愛すべきヲタクたちを描いた『ヲタクに恋は難しい』が8月19日にリリースされます。本作のヲタクたちを始め、ヒーロー、エスパー、変態から神や仏など、様々な “ 普通じゃない” 人々が登場する福田雄一監督作をご紹介します。     1.映画「ヲタクに恋は難しい」   映画「ヲタクに恋は難しい」の作品概要 高畑充希×山﨑賢人主演、恋愛に不器用すぎるヲタクカップルと、その仲間たちを描いたラブコメディ。26歳のOLで隠れ腐女子の成海は、幼馴染みで重度のゲームヲタクの宏嵩と転職先で再会。“ヲタバレ”を恐れる成海は自分の正体を知る宏嵩と付き合うことにするが…。   映画「ヲタクに恋は難しい」の見どころ ミュージカルに乗せて奏でる愛すべきヲタクたちの賛歌! 今や市民権を得た感もある“ヲタク”な人たちに焦点を当て、福田雄一監督ならではの笑いをふんだんに取り入れミュージカル仕立てにしたラブコメディ。腐女子OLを演じる主演の高畑充希が抜群の存在感を発揮。元々定評のある歌唱に加え、コメディエンヌとしてもキュートな魅力を放つ。対する相手役の山﨑賢人もクールな無表情を貫きながらここぞという場面で笑わせる。脇を固める菜々緒、賀来賢人、斎藤工などの役者陣も惜しみなく笑いを提供し、“ヲタク”な人たちへの愛情に満ち溢れたハッピーな作品。   発販:フジテレビジョン/ポニーキャニオンよりリリース中     2.映画「50回目のファーストキス」 (C)2018「50回目のファーストキス」製作委員会 発販:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントよりリリース中   映画「50回目のファーストキス」の見どころ 福田雄一監督初の笑って泣けるラブストーリー 福田監督の初のラブストーリーものという異色作。長澤まさみと山田孝之演じる、事故により1日で記憶が消えてしまうヒロインと、そんな彼女に想いを寄せる青年の恋が、笑いと涙で温かく紡がれ、脇を固める福田監督作に欠かせない佐藤二朗、ムロツヨシらが要所でしっかりと“らしい”笑いで楽しませてくれます。       3.映画「銀魂」 (C)空知英秋/集英社 (C)2017 映画「銀魂」製作委員会 発販:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントよりリリース中    映画「銀魂」の見どころ オールスターキャストの振り切れた笑いの演技が炸裂! 言わずと知れた「週刊少年ジャンプ」が誇る人気コミックの実写化。主演の小栗旬を始めとする超豪華な出演陣たちが、これまでのイメージを覆すような体を張った笑いに全力投球。盛りに盛った笑いと“決める時は決める”ド派手なアクションシーンと融合した、痛快無比なエンタテインメント作品です。       4.映画「女子ーズ」 (C)2014「女子ーズ」製作委員会 発販:キングレコードよりリリース中   映画「女子ーズ」の見どころ 豪華女優陣による濃すぎる女子たちの片手間ヒーロー生活 名字に色が入っているというだけで集められた5名の女子たちが、世界征服を企む怪人たちと戦うという脱力系戦隊もの。桐谷美玲、藤井美菜、高畑充希、有村架純、山本美月と、今となっては実現の難しい豪華すぎる面々による、濃すぎるキャラだらけの女子―ズの姿を見るだけでも、笑えて眼福ものです。     一筋縄ではいかない普通じゃない人たちが登場する作品を数多く手掛ける福田雄一監督ですが、どの作品も独特の笑いによって観る者をとことん楽しませてくれます。現在公開中の監督最新作「今日から俺は!!劇場版」も大ヒット中と、その快進撃は留まるところを知りません。これらの作品を鑑賞して、連日の猛暑による疲れを吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか。   映画「ヲタクに恋は難しい」 制作=キネマ旬報社  
  • 「死ぬまでにこれは観ろ!2020」 松崎健夫(映画評論家)×三宅隆太(映画監督・スクリプトドクター)【後編】 前編に続き、キングレコードの「死ぬまでにこれは観ろ!2020」を、すでに多くを購入済みだけど廉価版にはやはり手が伸びてしまう痛し痒し嬉し恥ずかしの映画評論家・松崎健夫と、ラジオ番組『アフター6ジャンクション』でもおなじみ、映画監督・スクリプトドクターの三宅隆太のお二人に語っていただいた。 ※「死ぬまでにこれは観ろ!」シリーズとは・・・アクションやドラマ、ホラーなど多彩なバリエーションに富み、名作・快/怪作・珍作までを揃えた知る人ぞ知る人気シリーズ。7年目を迎え、今年はブルーレイ112タイトル、DVD98タイトル、計210タイトルの洋画が揃う。3枚買うともれなく1枚もらえるというお得な特典もある。 今だからこそ観るべきもの (前編の続きから) 三宅 「ヤングガン2」(90)も印象に残っていますね。西部劇って父親もしくはもう少し上の世代がドンピシャで、世代的にはちょっと気後れがあった。そういう〝ジャンルとしての敷居の高さ〟を僕らの世代のものにしようとアプローチしたのが「ヤングガン」(88)シリーズ。往時のファンからすると気になるところは多々あると思いますが、僕らはこれを観て西部劇はそんなに難しくないかもしれない、よし、じゃあ過去の作品も観てみよう! っていうふうに考えられるようになった。昔は今より映画を観るには不便でしたが、映画をたくさん観られる今の方が豊かじゃない気がする。だからこそ、こういったジャンルの話をきっかけに古い作品も観てほしい。「ザ・クレイジーズ」(73)なんて、もろじゃないですか。 松崎 今に置き換えて観られます。 三宅 「アウトブレイク」(95)の基になった映画、オープニングの画から怖い。 松崎 確か、お父さんは影だけで、ちゃんとは見せないんですよね。 三宅 今なら配慮してカットするような、〝悲劇的な親の喪失〟に子どもが恐怖を感じる場面ですね。「ミディアン」(90)にも似たようなシーンがある。親が殺されるのを2階で目撃した子どもに向かって、殺人鬼が階段を上ってくるシーンは怖かった。 松崎 デイヴィッド・クローネンバーグが殺人鬼役で出ているんですが、容赦ないんですよ。子どもにそれを見せていいかどうかと、今の時代、議論されますが……。 三宅 本来ホラーは教育的なジャンル。甘々なことだけ見せていたらかえって無責任なんじゃないかと、現役の作り手としては思いますけどね。実際、恐怖という感情を映画で疑似体験するのは、現実の生きる力を育む効果にもなるわけで。それで言うと、「SF核戦争後の未来・スレッズ」(84)は容赦ない。ほぼ同じ時期にアメリカでも『ザ・デイ・アフター』(83)があったけど全然違う。イギリスの「スレッズ」は核戦争後の随分先まで描く。それが怖くてトラウマに。子どもの頃、テレビで観て死ぬかと思いましたが、観ておいて本当に良かった。 松崎 この作品を観て核爆弾を持ちたいと思ったとしたら、頭がおかしいと思いますよね。 三宅 核戦争後の未来は何十年もあとの世界のはずなのに、あたかも今そこにある世界のようにドキュメンタリータッチで見せられるのは、すごく怖いし、我がこととして考えさせられる。廉価版になってまた多く人に観てもらえるのは本当にいいことだと思います。 松崎 そういう意味では、今観るべき映画は今回、結構ありますね。 三宅 偶然かもしれませんが、今回のラインアップは、特にそういう傾向が強いと思います。「マッドボンバー」(72)の孤独だってそう。でもどの映画も現実世界を生き抜くためのヒントや希望も描いている。それはおそらく、映画が愛されていた時代、映画が娯楽の王様だった時代には、作り手側が誇りを抱き、矜持を持って作ることができていたからだと思います。だからこそ辛い場面も忖度せずにあえて見せる。それは責任感の表れでもあったはず。 松崎 「ヤングガン」はそこまで評価されていないけど、サム・ペキンパーがやっていたスローモーション手法や、〝アメリカの夜〟といって、疑似夜景で撮っていた昔の西部劇にはできなかった、夜間撮影をバンバンやって、「第三の男」(49)でやった影の中から顔が浮かび上がる陰影の表現など、映画的な教養を投入しているんですね。それを、当時のスターを配してやってみせた。今観ると古いと思うかも知れないけど、この時だって西部劇は古いと言われていた時代だったことを再確認するための、線につながる点としては、すごくいい作品だと思います。 三宅 「〜2」も凄くいいです。今の話に乗っかると、それはアップデートしているということですよね。日本でも「るろうに剣心」(12)が殺陣アクションを今風にすることでチャンバラの魅力を伝えていったことに非常に近い。「ヤングガン」って実はリメイク、続篇ブームの先駆けじゃないかと思います。 吹き替え版の楽しみ方 松崎 また、このシリーズは吹き替え版が充実。テレビで映画を観てきた世代にとっては何種類か入っているのも嬉しいですね。僕は吹き替え版を観る時、日本語字幕を出して観るんです、翻訳との違いが分かって面白い! 例えば字幕では2個のところがセリフでは4個になっていたり。 三宅 凄い時はキャラが変わっていることもありますよね(笑)。でも、それらは単なる思いつきじゃなくて、当時の「茶の間」で、家族が揃って映画を観るという状況を鑑みたうえでの、実は相当にクリエイティブな〝超訳〟であることが多い。今回のラインアップにも、良質で考え抜かれた当時の吹き替え音声が収録された作品がたくさんある。作り手の矜持だけじゃなく、洋画をテレビ画面を通じて日本人に届けようとしていた吹き替え版制作者たちの矜持が垣間見えるのは貴重です。 松崎 そうだ! 一本凄くお薦めしたい作品がありました。「あの頃、君を追いかけた」(11)のギデンズ・コー監督の「怪怪怪怪物!」(17)。今年、ラインアップされた作品ですが、どろどろのホラーで驚きました。いじめの話ですが、映画館で観た時に笑っている人がいて、それが不快で。監督も笑っていたらダメじゃないかと思わせるところに意図があると仰っていましたが、最終的に笑っていた連中が青ざめるようなラスト。いじめ問題のリトマス試験紙になるような、まさに今の時代の映画です。 三宅 僕は「狼チャイルド」(17)ですね。物の怪の血を引いている子どもがどう生きていくのかという物語で、これも偏見と差別の話だけど、洗練された繊細な映画で、とても誠実です。フランス=ブラジルの合作というのも意外でした。「ヘル・レイザー」(87)「ベン」(72)「ウイラード」(71)など、昔の作品は、ジャンルの秩序や軌道をうまく使って、現実的な人間の苦しみや、そこからどう脱するべきかを描くものが多かった。今見ても発見は多いと思いますね。 松崎 話せばきりがないですが、「狼チャイルド」は廉価版が出るまで待てそうにないので、帰ったら即買います。 三宅 松崎さんとは初対面なのに、こんなに盛り上がる(笑)。「死ぬまでにこれを観ろ!」シリーズにはそういう力がありますね。あとづけの知識とか権威じゃなく、ワクワクしながら映画を観ていたころの恥ずかしい思い出も含め語りたくなるラインアップを、次世代にも是非お薦めしたいですね。 布教のために選ぶなら!? 渾身の3枚をセレクト 「死ぬまでにこれは観ろ!」シリーズの凄いところは、廉価の上に3枚買うともれなく1枚もらえるという画期的なシステム。お二人はこの特典を活かして、知人へのプレゼント(これを布教活動と呼んでいる?)にも利用しているとのこと。 そこでお二人から「これは観ろ!」という3枚をセレクトして頂いた。 松崎セレクト 「ストリート・オブ・ファイヤー」(84・米) 「まぼろしの市街戦」(67・仏) 「ランブルフィッシュ」(83・米) 三宅セレクト 「コンボイ」(78・米) 「追想」(75・仏) 「地球爆破作戦」(70・米) ㊧松崎健夫(まつざき・たけお)/1970年生まれ、兵庫県出身。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。テレビ、映画の現場を経て、映画専門の執筆業に転向。数多くのテレビ、ラジオ、ネット配信の情報番組に出演。本誌ほか、映画の劇場用パンフレットなどに多数寄稿。キネマ旬報ベスト・テン選考委員、田辺・弁慶映画祭審査員、京都国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー部門審査員などを務める。共著『現代映画用語事典』(キネマ旬報社刊)ほか。 ㊨三宅隆太(みやけ・りゅうた)/1972年生まれ、東京都出身。若松プロダクションの助監督を経て、フリーの撮影・照明助手となり、その後脚本家・映画監督に。スクリプトドクターとして、国内外の映画企画に参加するほか、東京藝術大学大学院やシナリオ教室等で講師を務めている。著書に『スクリプトドクターの脚本教室』シリーズなどがある。映画「クロユリ団地」(13)「ホワイトリリー」(15)、21年公開予定のアニメ「神在月のこども」などで脚本を担当。 文=岡﨑優子/制作:キネマ旬報社(キネマ旬報8月下旬号より転載) 「死ぬまでにこれは観ろ!2020」キング洋画210連発! <観て損なし!ぜんぶ凄く面白い!>8月5日発売 ブルーレイ:各2500円+税 DVD:各1900円+税 発売・販売元/キングレコード © 2020 KING RECORD CO., LTD.ALL RIGHTS RESERVED. 作品ラインナップなどの詳細はこちらから↓
  •   毎月リリースされる未公開、単館系作品の中から、「観たら必ず誰かに教えたくなる」作品を厳選してご紹介。劇場で見逃した作品や隠れた名作が多く並ぶレンタル店だからこそ出会える良作、小規模公開でありながら傑作といった、様々な掘り出し映画との出会いを映画専門家レビューと共に提供します!   絶対にめげないヒロインに拍手 映画『新喜劇王』 ツインより8月5日リリース (C) 2019 The Star Overseas Limited All Rights Reserved. 映画『新喜劇王』あらすじ 映画スターを目指すも、一向に芽が出ないモン。そんな彼女に、落ち目のスター俳優マーが主演する大作に出られるチャンスが。傍若無人に振る舞う彼と夢を叶えようと前進するモン、ふたりの人生が思わぬ形で交錯し……。   映画『新喜劇王』映画専門家レビュー チャウ・シンチーが99年製作の主演ヒット作を、自ら監督してリメイク。万年エキストラの女優の姿を通して映画業界の光と影が描かれるわけですが、美容注射を打ったらゴリラ鼻になってしまったり、傍若無人な元スターに頭をボコられたりと、彼女に降りかかる試練が辛すぎる! しかし、濃厚ギャグと濃密キャラが入り乱れるシンチーならではのタッチが活きてガハハと笑ってツルッとイケてしまいます。それでいて、夢を抱くこと、信念を貫くことの尊さもしっかり訴えているので思わず最後はウルルン!     束の間の楽園、僕らのダンスタイム 映画『スウィング・キッズ』 クロックワークスより8月5日リリース (C)2018 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & ANNAPURNA FILMS. All Rights Reserved. 映画『スウィング・キッズ』あらすじ 1951 年朝鮮戦争。当時最大規模の巨済(コジェ)捕虜収容所では、収容所のイメージ戦略のため、捕虜たちによるダンスチーム結成プロジェクトが計画される。一番のトラブルメーカーであるロ・ギスを中心に練習が始まり……。   映画『スウィング・キッズ』映画専門家レビュー EXOのD.O.が収容所のボス的捕虜を好演し、所長の企みとは知らずにタップダンスの沼へとハマっていく様を見事なまでに体現。「サニー 永遠の仲間たち」のカン・ヒョンチョル監督が、多彩な名曲を駆使して魅せる音楽群集劇。元ブロードウェイダンサーの下士官を迎えた、個性豊かな仲間と魅せるタップダンスの見せ場の連続には心が躍る。計画が露呈するクライマックスで天国から地獄とはこのことか、というトラウマ級の惨状を目にすると、ダンスに熱中した彼らの青春の儚さが募っていくばかりだ。     美少女が怪物たちをフルボッコ 映画『ストレンジ・シスターズ』 マクザムより8月5日リリース (C)2019 SAHAMONGKOLFILM INTERNATIONAL CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.  映画『ストレンジ・シスターズ』あらすじ 従姉妹同士だが姉妹同然に育ったウィーナーとモーラー。16歳になったモーラーだが、それを機に彼女の周囲で怪現象が続発し、怪物ガスーが姉妹に近づく。この事態の到来に備えていたウィーナーは戦いに臨んでいくが……。   映画『ストレンジ・シスターズ』映画専門家レビュー 「マッハ!!!!!!!!」「チョコレート・ファイター」のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督が放つ最新作。姉妹のように育てられた従姉妹同士の少女たちが恐ろしい怪物ガスーの群れと対峙するホラーなわけですが、そこはピンゲーオ監督だけに超絶アクションが繰り出されまくり! VANSのスニーカーに穴開きタイトジーンズという今時のティーン全開な格好で、剣をブンブン振り回し、弓をビュンビュン放ち、呪術をビシバシ決めるヒロインのギャップに萌え。首から下がヤバいことになっているガスーの造形も必見です!       セーターの編み目に詰まった愛 映画『his』 ハピネットより8月5日リリース (C)2020 映画「his」製作委員会 映画『his』あらすじ 一度は愛に発展したものの、お互いの未来を心配して別れた迅と渚。田舎で孤独な生活を送る迅の前に、娘の空を連れて8 年ぶりに渚が現れる。居候させて欲しいという渚に戸惑いながらも、3 人は同居生活を始める。   映画『his』映画専門家レビュー 岐阜・白川町の美しい景色の中で、静かに再燃するふたりの人間の愛の物語。渚への気持ちと自分がゲイであることを隠すことに疲れ、逃れるようにして田舎に身を隠した迅と、女性と結婚して娘をもうけたが迅を忘れられない渚。娘の親権問題や、女性の社会での在り方など、人間の尊厳が問われていく様にはヒリヒリするが、3人のほのぼのとした生活には温もりを感じる。ふたりの運命を表したセーターの使い方も良い。大衆の前で自分を曝け出した迅にかけたおばちゃんの一言が、すべてを優しく包み込む。     タイトルほど甘くはない物語 映画『ファンシー』 バップより8月5日リリース (C)2019「ファンシー」製作委員会 映画『ファンシー』あらすじ とある地方の寂れた温泉街に暮らす、昼間は郵便配達をする彫師の明。町外れの自称ペンギンの詩人に、ファンレターを配達してはサボる毎日だったが、詩人の妻になりたいという女が現れたことで、その日常に変化が起きる。   映画『ファンシー』映画専門家レビュー ペンギンを自称する詩人の存在をどう見るかに戸惑うが、粛々と物語は進む。演じる窪田正孝の少し人間離れした風貌と相俟った存在の違和感と、対照的に描かれる寂れた温泉街のヤクザの抗争といった血なまぐさい話とのギャップが生み出す、独特の雰囲気が妙に心地よい。登場人物はペンギンを始め、彫師の郵便配達(永瀬正敏が最高)、ヤクザなのにサラリーマンの中間管理職的な悲哀を味わう男や、うぶな箱入り娘と見えて欲求不満を募らせる女など、人間の複雑さを散りばめた不思議な物語。   最後の大勝負で老人が得た真実 映画『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』 ニューセレクトより8月5日リリース (C) Mamocita 2018 映画『ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像』あらすじ ヘルシンキで小さな美術店を営むオラヴィ。自身も老い、客足も遠のいた店を閉めることを考える中、あるオークションの下見会で1枚の肖像画に目を奪われる。2日後のオークションに向け作者不明の作品の調査を始めるが……。   映画『ラスト・ティール 美術商と名前を失くした肖像』映画専門家レビュー 絵画を題材にしただけあって映像の素晴らしさが目を引く本作。引いた映像の多くから、主人公の老美術商の寂寥感がひしひしと伝わってくる。時代に完全に取り残された頑固な老人とその孫との肖像画の調査と、最後の大勝負に打って出たオークションの行方といったサスペンス要素と同時に、老人とひとり娘、その息子の絡まってしまった親子関係の行方という、並行するドラマ要素も見応え十分。名画を得ようとする中で老人が最後に得たもの、また与えたものにじんわり感動させられる良作です。   ■前回の誰シネはこちらから
  • 臨場感MAX!戦場の最前線を疑似体験する映画「1917 命をかけた伝令」 アクション映画「1917 命をかけた伝令」   第1次大戦の最中、突如最前線へと命令を届ける任務を課された若い兵士たちの命懸けの死闘を描いた映画「1917 命をかけた伝令」がリリース。本作に合わせて、戦場で使命を担う者たちの姿を描いたオススメの戦争アクションをご紹介します。臨場感MAXの戦場アクションをぜひ体感してみてください!     1.映画「1917 命をかけた伝令」   映画「1917 命をかけた伝令」のあらすじ 『007/スカイフォール』のサム・メンデスがメガホンをとり、第92回アカデミー賞で撮影賞を始め、3部門を受賞した戦争巨編。1917年のある朝、ふたりの若きイギリス人兵士は、一触即発の最前線にいる1600人の味方を救うため、明朝までに作戦中止の命令を届けるよう命じられる。   映画「1917 命をかけた伝令」の見どころ 地獄のような戦争疑似体験。導かれていく聖なる兵士の魂 ワンカットと見紛うほど巧妙なシーンの繋ぎには、冒頭から戦場に放り込まれたような恐怖感に苛まれる。ふたりの兵士が、ある時は敵のいない地獄の要塞で九死に一生を得て、またある時は親切心が故に悲劇を招くという、使命に導かれていく先で直面する戦争の残酷さが描かれ、終始緊迫感に満ちている。命懸けで戦場を駆け抜ける神々しい名シーンや、ある命と引き換えに得た“ミルク”が神の贈り物と化す“わらしべ長者”的童話感など、地獄にも必ずや救いの手は差し伸べられると語りかけてくる、傑作の戦争映画だ。   NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社より8月5日リリース (C) 2019 Storyteller Distribution Co., LLC and NR 1917 Film Holdings LLC. All Rights Reserved.     2.映画「ハクソー・リッジ」 (C)Cosmos Filmed Entertainment Pty Ltd 2016 キノフィルムズ、木下グループ/バップよりリリース中    映画「ハクソー・リッジ」の見どころ 武器を持たずして戦場で命を救った衛生兵の実話 第2次世界大戦の激戦地、“ハクソー・リッジ”で武器を持たずに多くの命を救った衛生兵の実話に基づいた戦争アクション。自らの信念に基づいて武器を持つことを拒否し続け、戦場で敵、味方関係なく救うというまさに“ジーザス”と化したアンドリュー・ガーフィールドが神々しく、その姿はまるで、監督メル・ギブソンの信仰深き魂が乗り移ったようだ。     3.映画「ハート・ロッカー」 (C)2008 Hurt Locker,LLC.All Rights Reserved.ブロードメディア・スタジオ/ポニーキャニオンよりリリース中    映画「ハート・ロッカー」の見どころ アカデミー賞6部門受賞!爆弾処理班の命懸けの任務に迫る キャスリン・ビグロー監督がイラク戦での米軍爆弾処理班を描き、アカデミー賞6部門を受賞した戦争アクション。2004年、バグダッド郊外で殉職した隊員の代わりにやって来たジェームズ軍曹。使命に取り憑かれたかのような命知らずな振る舞いは初め仲間を混乱させるが、次第に分かるその勇敢さとふと垣間見える仲間思いの行動には、“漢”の格好良さが全開!       4.映画「プライベート・ライアン」 TM & (C) 1998 PARAMOUNT PICTURES and DREAMWORKS LLC and AMBLIN ENTERTAINMENT. ALL RIGHTS RESERVED. TM & (C) 2013 Paramount Pictures and DW Studios L.L.C. and Amblin Entertainment. All Rights Reserved.NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社よりリリース中   映画「プライベート・ライアン」の見どころ スティーヴン・スピルバーグ監督が活写する戦場のリアル! 1944年、米軍大尉に「行方不明のライアン2等兵を探し出せ」と緊急指令が下り、戦地に取り残されたライアンを救うため、8人の精鋭が敵地に潜入する。道中で襲い掛かるドイツ軍との攻防や、衰弱していく人間の心の描写など、戦地での実状をスティーヴン・スピルバーグ監督がリアルに活写。軍のリーダーを担い、地獄の戦場でも頭をフル回転にして的確に指示するトム・ハンクスの姿が素晴らしい!   困難な状況下でも信念を貫いた男たちの雄姿には、戦争の本当の恐ろしさや、人間が担う“使命”の意味について深く考えさせられます。戦場という命懸けの場所で戦う者たちを描いた緊迫のアクションを、ぜひこの夏に鑑賞してみてはいかがでしょうか。   映画「1917 命をかけた伝令」 制作=キネマ旬報社  
  • 「死ぬまでにこれは観ろ!2020」 松崎健夫(映画評論家)×三宅隆太(映画監督・スクリプトドクター)【前編】 ジャンル映画ファンにとっては、もはや夏の花火大会のごとく盛大に〝ぶち上げられる〟恒例行事、キングレコードのDVDキャンペーン「死ぬまでにこれは観ろ!」シリーズ。今年は、名作・快/怪作・珍作、ブルーレイ&DVD全210タイトル(122作品)がリリースされる。昨年に続き、すでに多くを購入済みだけど廉価版にはやはり手が伸びてしまう痛し痒し嬉し恥ずかしの映画評論家・松崎健夫と、ラジオ番組『アフター6ジャンクション』でもおなじみ、映画監督・スクリプトドクターの三宅隆太の二人が、目の前に並ぶパッケージに嬉々としながら、「これは観ろ!」という作品を挙げだすと話は尽きず……。 普通なら廉価版にならない! 三宅 このシリーズはすごく好きで、発売されるたびにチェックしてはいるんですが、実は買ったことがないんです。廉価版になる前に買っちゃっているから(笑)。 松崎 僕は「イカリエ-XB1」(63)がそれですね。4800円がほぼ半額になっちゃうんだぁ、と。それよりも初リリース時に買いたくなるような作品が早くもラインアップされているんだと驚く。 三宅 そう! そこが凄い。「イカリエ-XB1」とか「SF核戦争後の未来・スレッズ」(84)って発売されること自体凄いのに、廉価版には普通しないですよね(笑)。だから自分用に買ったことはないけど、プレゼント用に買うことはあるんです。もらう側も負担を感じにくい値段設定だし。 松崎 素晴らしいコンセプトです。布教するために、下々の者まで手を出しやすくするんだという(笑)。 三宅 廉価版になることでメジャーフィールドに再浮上できる点もいい。例えば、家電量販店はこのシリーズを壁一面に陳列するじゃないですか。すると、アニメや乃木坂46のDVDを買いに来た人たちの目に触れる。「悪魔のいけにえ2」(86)とか「クロールスペース」(86)とか、そういうコアな作品のタイトルがバーンと目に入って、若い世代に新しい呪いを生んでいくという……あ、褒めてますからね(笑)。 松崎 (笑)。三宅さんは東京藝術大学大学院などで講師をされていますが、学生さんに薦めてます? 三宅 強制はしないけれど、興味をもった子に「観てみたら?」と言う時に、廉価版だと薦めやすいですね。オーディオコメンタリーなどの映像特典から作品の文脈も読み取れるし、映画作りを志す学生たちにとってもいい機会だな思います。松崎さんはいかがですか? 松崎 映画一本観て、パンフレットも買えば同じくらいの価格ですから、やはり薦めやすいですね。特に僕が好きなマニアックな作品というのはなかなか廉価版にならないんですが、このシリーズではちゃんと押さえられているし、三宅さんが仰る文脈みたいなものが語りやすいラインアップなんですよね。例えば、「戦闘機対戦車」(73)はロイド・ブリッジスがドイツの将校に扮していますが、翌年、子役から脱皮し青春スターとなった息子のジェフ・ブリッジスが「サンダーボルト」(74)に出演。さらに「パニック・イン・スタジアム」(76)に兄のボーが出演していて、「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」(89)では、ボーとジェフが兄弟共演している。点で見るより線で観た方がいいし、これを観たら次にこれを観るといい、と薦められるのもすごくいい。 点がつながって線になる 三宅 学生は担当教員の目線を通して、映画を知ることになるんですね。ただそれって良くも悪くもで、バイアスが掛かるリスクもある。でも、僕の脳みその何割かがこのシリーズのラインアップからできているのは事実で(笑)。であれば、せっかくなので三宅隆太という教師がどういうものから影響を受けたのかを生徒に知ってもらうのも悪くない。消費者だった頃にはどういう作品にワクワクして、生産者になった今はどのようにクリエイティブの肥やしになっているのか理解できるはずだから。それを学生たちは自分の立場に置き換えて想像してみてほしい。いま彼らが消費している作品群をどうやって自分の血肉に変換できるかを想像しやすくなるんじゃないかと思うんです。もう一つは松崎さんが仰っていることにも通じますが、作品の背景が、線として非常に語りやすいものが揃っているのもいいですよね。 松崎 例えば? 三宅 お金がない学生たちが、どうやって企画を通すかと考えた時、「戦闘機対戦車」の例を出すんです。これ、元はテレビ映画で、飛べなくなった戦闘機が砂漠の中をズルズル走りながら戦車から一生懸命逃げる話。このワンアイデアで押し切って収録時間も73分とタイト。昨今の娯楽大作は、悩める主人公の描写がどんどん増え、135分がデフォルトになって久しいですが、僕らはこんなタイトなエンタメが映画館にかかり、テレビやビデオなどいろんなサイクルを経てきた作品を経験してきた世代。大作ではあるけれど「パニック・イン・スタジアム」も基本はワンアイデア。この文脈から語れば、源泉ともいえる「殺人者はライフルを持っている!」(68)の話題に持っていくこともできる。 松崎 ピーター・ボグダノヴィッチの監督デビュー作ですね。 三宅 ロジャー・コーマンがプロデュースし、テキサス大学ライフル魔事件がベースの、こちらもワンアイデアで勝負した映画。もちろん「パニック〜」には、予算を掛けて拡大した分の迫力があります。パニック映画ブームの中で生まれた作品で、その要素も入ってる。 松崎 ジャンルものはブームを考えるきっかけにもなりますよね。 三宅 作り手を目指す学生が〝ブーム〟について考えることは大切です。例えば、Jホラーブームがなぜ20年も続き、突如終わったのか。やはり世の中が本当に怖い、テラーな状況になると、ホラーはエンタメにならなくなってしまう。ということはホラーがヒットしているうちは世の中が平和で安全ともいえる。個別の作品だけでなく、映画を取り巻く環境から近過去の歴史や、エンタメの潮流を語れるのはこのシリーズの良いところでもありますね。 松崎 「戦闘機対戦車」は戦車1台、戦闘機2機しか出ないのかよってつっこむこともできるけど、主たることを描くためにテーマを決めて逆算し、低予算でやれることを選び、そういうやり方があるのかってところに行き着くところが素晴らしい。作品を観ると「眼下の敵」(57)みたいで、敵にも人間らしい考え方の人がいるということをちゃんと描いている。73年製作だから、ヴェトナム戦争の只中に第二次世界大戦を描いていて、当時の反戦映画になっていたということも、掘り起こしてみると分かる。 三宅 敵について考える設定に無理がないんですよね。戦闘機と戦車って普通、相手の顔が見えずに闘うものだけど、設定上、互いが目に入る近距離にいるから、敵の匂い、相手の匂いを感じやすい。他者に想いを馳せざるを得ない状況が互いの動向に影響し合うのがスリリングで。しかもそれを74分の中で描ききる。箱庭的な設定が効いてる証拠ですよね。 松崎 そうなんです! 限定空間というか、ミニ四駆的な発想というか。舞台は広大な砂漠のはずだけど。 三宅 「アベンジャーズ」(12〜)シリーズを観て育ってきた世代は、トッピング全部乗せのメガ盛りみたいなものを求めがちだけど、それがエンタメの全てではない。 松崎 70〜80年代ってそういう時代だったんだと、つくづく思います。ある種、場末の二番館三番館の匂いがする。パッケージを並べ、僕だったらこの二本立てにするな、とか考えますね。 三宅 (笑)。名画座親父ごっこですね、楽しい。セットでプレゼントするなら、これを先に観せて次はこれとか……超おせっかい(笑)。 松崎 カッコよく言うと、キュレーションです。 三宅 思い入れのある作品も多いですね。中でも「ミディアン」(90)は大好きで、毎回同じところで泣く。ジャンルとしてはホラーだけど、他民族同士の差別の話で、完全に今の時代とリンクしています。連ドラにすれば、最高の企画になるでしょう。 松崎 今のダイバーシティの考え方に置き換えて観たら最高。自分たちと違うものは排除しようという今の社会風潮をまさに描いていて。それが戦いになると、凄く先駆的になる。当時そこまで意識したかどうか分からないけど、今ならではの観方もできる。ところで、どのシーンで泣いてしまうんですか。 三宅 主人公が妖怪に仲間入りする話なんですが、最初は人間だからとあしらわれる。溝があるんですよ。でも非業の死をきっかけに溝を乗り越え、認められる。その瞬間、妖怪たちがみんなでワッと拍手する。東京国際ファンタスティック映画祭に初めて行った時に味わった感覚にそっくりなんです。 松崎 仲間だって言わなくても分かっているよ、という雰囲気。 三宅 嗚呼、ここは「悪魔のいけにえ」の話をしてもいい場所なんだ! と。そういう文脈で観ていくと、今の若い子にも響くはず。合成だとか、特撮だとか、映像技術が古くて観られないと言うのとは別の話。キャラクターの考え方、主人公の在り方には、時代を越えた普遍性がある。「未来世界」(76)にもそういうところがありますね。 松崎 今でこそCG全盛ですが、「未来世界」にはその原点が映っていると言われている。「めまい」(58)のオープニングなどもありますが、劇中に3DCGに近い原型が映った最初の作品。そのルーツとして観ることができる。 三宅 映画史的には前作「ウエストワールド」(73)がフィーチャーされがちだけど、続篇の「未来世界」が発売されたことは重要だと思います。ピーター・フォンダが主演を務め、グウィネス・パルトロウの母、ブライス・ダナーがとてもかわいいヒロインを演じている。 松崎 今ちょうど連ドラ『ウエストワールド』が人気を集めているので、振り返って観るにはいいタイミングだと思います。 三宅 「ヤングガン2」(90)も印象に残っていますね。西部劇って父親もしくはもう少し上の世代がドンピシャで、世代的にはちょっと気後れがあった。そういう〝ジャンルとしての敷居の高さ〟を僕らの世代のものにしようとアプローチしたのが「ヤングガン」(88)シリーズ。往時のファンからすると気になるところは多々あると思いますが、僕らはこれを観て西部劇はそんなに難しくないかもしれない、よし、じゃあ過去の作品も観てみよう! っていうふうに考えられるようになった。昔は今より映画を観るには不便でしたが、映画をたくさん観られる今の方が豊かじゃない気がする。だからこそ、こういったジャンルの話をきっかけに古い作品も観てほしい。「ザ・クレイジーズ」(73)なんて、もろじゃないですか。 松崎 今に置き換えて観られます。 (目の前にパッケージを並べながら、お二人の話は止まらない! 後編に続く…) ㊧松崎健夫(まつざき・たけお)/1970年生まれ、兵庫県出身。東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻修了。テレビ、映画の現場を経て、映画専門の執筆業に転向。数多くのテレビ、ラジオ、ネット配信の情報番組に出演。本誌ほか、映画の劇場用パンフレットなどに多数寄稿。キネマ旬報ベスト・テン選考委員、田辺・弁慶映画祭審査員、京都国際映画祭クリエイターズ・ファクトリー部門審査員などを務める。共著『現代映画用語事典』(キネマ旬報社刊)ほか。 ㊨三宅隆太(みやけ・りゅうた)/1972年生まれ、東京都出身。若松プロダクションの助監督を経て、フリーの撮影・照明助手となり、その後脚本家・映画監督に。スクリプトドクターとして、国内外の映画企画に参加するほか、東京藝術大学大学院やシナリオ教室等で講師を務めている。著書に『スクリプトドクターの脚本教室』シリーズなどがある。映画「クロユリ団地」(13)「ホワイトリリー」(15)、21年公開予定のアニメ「神在月のこども」などで脚本を担当。 文=岡﨑優子/制作:キネマ旬報社(キネマ旬報8月下旬号より転載) 「死ぬまでにこれは観ろ!2020」キング洋画210連発! <観て損なし!ぜんぶ凄く面白い!>8月5日発売 ブルーレイ:各2500円+税 DVD:各1900円+税 発売・販売元/キングレコード © 2020 KING RECORD CO., LTD.ALL RIGHTS RESERVED. 作品ラインナップなどの詳細はこちらから↓