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ハイスクール時代から演劇に興味を持ち、フランクリン・アンド・マーシャル・カレッジ在学中は学生演劇で賞をもらうなどしたが、空軍への応召のため３年間ブランクができ、除隊後、復学して本格的に演劇修業に乗り出した。最初に注目されたのは、母校にもどって59年『リチャード三世』に出演したとき。この演技をほめた新聞記事を読んだニューヨーク、シェイクスピア・フェスティヴァルの座長ジョゼフ・バップの招きで同劇団公演の『ロミオとジュリエット』にマキューシオ役で参加。のちにリンカーン・センター・レパートリー劇団などで修業を積むかたわらテレビに出演して、舞台人として知られるようになり、68年にはオフ・ブロードウエイの“Stephen D.”でオビー賞を受賞している。同年“Paper Lion”で映画デビュー。折り目正しく、誠実そうではあるがあまりに地味な持ち味がわざわいして、スクリーンでの人気はわかなかったが、71年「フレンチ・コネクション」で、ジーン・ハックマンの相棒刑事、バディ・ロッソ役を演じてアカデミー助演賞候補にあげられて脚光を浴び、73年「重犯罪特捜班／ザ・セブン・アップス」で主演スターの仲間入りをした。65年、アメリカ国務省派遣の演劇グループの一員として来日し、劇団「雲」のためにユージン・オニール作の『夜への長い旅路』を試演。「フレンチ・コネクション」、「ザ・セブン・アップス」の編集スタッフである夫人とのあいだに娘が１人いる。
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