全米でバズった! SNS時代の青春ロードムービー「Zola ゾラ」
デトロイトの一般女性アザイア “ゾラ” キングによる148回の連続ツイートと、その物語をフィーチャーしたローリングストーン誌の記事を、「ムーンライト」などのスタジオ・A24が映画化したオフビートな青春ムービー「Zola ゾラ」が、8月26日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほかで全国公開。特報映像が解禁された。
ウェイトレスでストリッパーのゾラは、電撃的に出会ったダンサーのステファニに“フロリダへの出稼ぎ旅”へ誘われる。すべてはそこから始まった──。サンダンス映画祭で喝采を浴び、全米では1500スクリーンで公開されて若者を中心にスマッシュヒットした「Zola ゾラ」。
特報映像は、キラキラで不穏でスリリングな“リアルSNSストーリー”をいち早く体感させる。
ゾラ役は「マ・レイニーのブラックボトム」のテイラー・ペイジ、ステファニ役はエルヴィス・プレスリーの孫であり「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「アンダー・ザ・シルバーレイク」などに出演するライリー・キーオ。セクシーで荒唐無稽、それでいてクール&キュートなコンビを演じている。
メガホンを執ったのは長編デビュー作『Lemon(原題)』がサンダンス映画祭で注目され、人気ブランドmiu miuの女性監督シリーズに抜擢された気鋭の黒人女性監督ジャニクサ・ブラヴォー。
ブラヴォー監督はゾラの物語と出会った時、「アザイアのツイートはガッツと迫力のある展開で、まるでカーディ・Bの『ボーダック・イエロー』とデヴィッド・リンチの『ブルーベルベット』(86)の交差点」のように感じたという。またゾラについては「アメリカで働きながら暮らす若い黒人女性です。自分を認めてくれない、守ってくれない環境の中で、ゾラは主体性を保っている。私はその主体性に強く惹きつけられたのです」と語る。
撮影はジェーン・カンピオン監督作「パワー・オブ・ザ・ドッグ」で2022年アカデミー賞撮影賞にノミネートされたアリ・ウェグナー、サントラは「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」や「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」で知られる“ミカチュー”ことミカ・レヴィと、キャストもスタッフも女性クルーが牽引する本作。フォトジェニックかつパワフルな仕上がりで、全米公開時にはミッシー・エリオットやケイティ・ペリーがSNSで言及し、カニエ・ウェストは2回も鑑賞して劇伴のミックスを発表するなど、セレブたちをも熱狂させた。
劇中にはUSHER、MIGOS、2 CHAINZなど人気アーティストたちの楽曲も満載。SNSと現実が交差した、“今”という時代を映し出す注目作だ。
Story
出会って速攻、意気投合。最高で最低な、私の×××
ウェイトレス兼ストリッパーのゾラはレストランで働いていたところ、客としてやってきたステファニと「ダンスができる」という共通点で意気投合し、連絡先を交換。すると翌日、ステファニから「ダンスで大金を稼ぐ旅に出よう」と誘われ、あまりに急な話で困惑するも結局行くことに。これが48時間の悪夢の始まりだとは露知らず……。
「Zola ゾラ」
監督:ジャニクサ・ブラヴォー
撮影:アリ・ウェグナー
音楽:ミカ・レヴィ(ミカチュー)
出演:テイラー・ペイジ、ライリー・キーオほか
2021年/アメリカ/英語/86分/ビスタ/カラー/5.1ch/原題:Zola/R18+/日本語字幕:石田泰子/配給:トランスフォーマー
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公式HP:https://transformer.co.jp/m/zola/
公式Twitter:@Zola_movie