カンヌ映画祭パルムドールのブラックな転覆劇「逆転のトライアングル」。ポスターと予告編が解禁

 

豪華客船沈没により無人島に漂着した面々の“階級転覆劇”を描き、第75回カンヌ国際映画祭でパルムドール受賞、第80回ゴールデングローブ賞で作品賞(ミュージカル/コメディ部門)と助演女優賞(ドリー・デ・レオン)ノミネートを果たしたリューベン・オストルンド監督作「逆転のトライアングル」が、2月23日(木・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開。ポスターと予告編が到着した。

 

 

抜群の人間観察眼とブラックユーモアで、ファッション業界とルッキズム、そして階級社会に切り込んだ本作。ポスターは、炎上して傾いていく客船と人々を捉えている。ちりばめられたゴールドの液体の正体は、映画を観てのお楽しみだ。

 

 

ファッションモデルのカール(ハリス・ディキンソン)が高級ブランドと庶民派ブランドを演じ分けるシーンで始まる予告編。彼は恋人で人気インフルエンサーのヤヤ(チャールビ・ディーン)と船旅の途上にいるが、そこはロシアの大富豪、英国の武器商人、アル中の船長(ウディ・ハレルソン)、高額チップのためならどんな要望にも応える客室乗務員など、クセモノだらけだった。

そしてある夜、嵐に襲われて船が難破し、海賊に襲われた一行は無人島に流れ着く。水も食料もSNSもない極限状態で、ヒエラルキーの頂点に立ったのは、サバイバル能力抜群な船のトイレ清掃婦アビゲイル(ドリー・デ・レオン)だった──。人間の本性が暴かれる“地獄絵図”を笑い飛ばせるか、観る者も試される問題作だ。

 

Fredrik Wenzel © Plattform Produktion
配給:ギャガ

▶︎ ゴールデングローブ賞2部門ノミネート&カンヌ映画祭パルムドール。鬼才オストルンドのブラックな逆転劇「逆転のトライアングル」

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