浅野いにお原作 × 竹中直人監督 × 斎藤工主演「零落」。漫画家の堕落を追う本予告到着、主題歌はドレスコーズ
『ソラニン』の浅野いにおが漫画家の“極限の業”を描いたコミックを、竹中直人が監督を務め、斎藤工と趣里とMEGUMIの共演で映画化した「零落」が、3月17日(金)よりテアトル新宿ほかで全国公開。本予告とポスタービジュアルが到着し、主題歌がドレスコーズ『ドレミ』に決定した。
8年間の連載が終了した漫画家・深澤薫(斎藤工)は、鬱屈した日々を送っていた。SNSは酷評で溢れ、売れ線狙いの担当編集者とは意見が食い違い、アシスタントからは身に覚えのないパワハラを指摘される。多忙な漫画編集者の妻(MEGUMI)ともすれ違い、もはや離婚寸前。煩わしさを逃れるように漂流する深澤はある日、「漫画はどちらかというと嫌いかも」という“猫のような目をした”風俗嬢・ちふゆ(趣里)と出会う。堕落への片道切符を手に、人生の岐路に立った深澤は……。
小説家の吉本ばななから「もがくほどになにもかもがダメになっていく時期はある。そしてそこにしかない絶対的な美しさもある。観ていてとても苦しいのに、美しさにしか気づけないすばらしい映画だった。」、ミュージシャンの斉藤和義から「グッと入り込めて一気に見てしまう映画でした。役者陣も素晴らしいし映像も美しい。それぞれの人生模様がリアルで思うところ沢山ありました。」と共鳴コメントが寄せられている本作。元人気漫画家の堕ちていく姿を映し出す本予告では、ドレスコーズの主題歌『ドレミ』も解禁された。ボーカルの志磨遼平はフリーライター役で出演も果たし、漫画の人物名を間違えて深澤につっこまれるシーンで印象を残す。
主題歌『ドレミ』と劇中歌『スーパー、スーパーサッド』のオリジナル音源を収録した7inchレコードは3月8日(水)リリース。映画で流れる『スーパー、スーパーサッド(劇中ラジオedit)』を聴けるダウンロードコードが封入される予定だ。
また、玉城ティナ、安達祐実、山下リオらに続く追加キャストも明らかに。深澤の大学時代の友人役で吉沢悠・菅原永二・黒田大輔、風俗嬢役で佐々木史帆、編集者役で安井順平、深澤のファンの役で宮﨑香蓮が出演。さらに、しりあがり寿や大橋裕之など、漫画家、ミュージシャン、映画監督も多数登場する。
©2023浅野いにお・小学館/「零落」製作委員会
配給:日活、ハピネットファントム・スタジオ