「HONG KONG 1997 ラスト・バトル」のストーリー

97年6月30日、香港。英国から中国へ返還される期限まであと1日と迫り、ここは混乱の極にあった。英国の企業シャーウッド社に雇われて極秘任務を遂行するヒットマンのレッジ(ロバート・パトリック)は、会社から新しい特命=中国軍のウー将軍の暗殺指令を受ける。香港が中国の支配下に置かれた後は仕事がやりにくくなると判断した彼は、これを香港での最後の仕事にしようと考えていた。レッジは将軍を暗殺した後、愛人リーの手引きで逃走するが、マンションに戻った彼らは何者かに襲撃され、以後次々と暗殺者の魔の手が伸びてきた。彼の首には1000万ポンドの賞金がかけられていたのだ。レッジはボスのサイモン(ブライオン・ジェームズ)、友人のジャック(ティム・トマーソン)とともに香港から脱出を図ろうとするが、その途中でジャックが、そしてリーが犠牲となる。レッジはかつての恋人ケイティ(ミンナ・ウェン)とその祖父の協力を得て、サイモンとともに本社のコンピューター室に侵入し、ことの真相を知る。将軍の暗殺指令を出したのはレッジの同僚のマルコム(アンドリュー・ディヴォフ)で、全ては私利私欲に走った彼の陰謀だった。レッジは銃撃戦の末にマルコムとその配下を倒し、船で脱出に成功する。一ヵ月後の7月30日、香港は何事もなく返還された。