ペネロペ・クルス ペネロペクルス

  • 出身地:スペイン、マドリード
  • 生年月日:1974年4月28日

略歴 / Brief history

スペイン・マドリード出身。10代半ばより芸能活動を始め、国立芸術院やニューヨークで、バレエやスペイン舞踊を学ぶ。フランスのテレビシリーズに出演後、スペイン映画「ハモンハモン」(92)で映画デビュー。大胆な演技が評価され、「美しき虜」(98)でゴヤ賞に輝く。その後、ペトロ・アルモドバル作品のミューズとなり、国際的な評価も獲得してゆく。ハリウッドに進出しながらも、同時に母国の作品へ出演。「ボルベール<帰郷>」(06)でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞し、「それでも恋するバルセロナ」(08)ではアカデミー賞助演女優賞を受賞。美貌だけでなく演技面を伴った国際的人気スターとなっていった。

ペネロペ・クルスの関連作品 / Related Work

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  • フェラーリ

    制作年: 2023
    フェラーリ社の創設者エンツォ・フェラーリの波乱と激動の1年を映画化。1957年、愛息を前年に亡くし、妻ラウラとの仲は冷め切っていたが、密かに愛し合うリナとの息子の認知は叶わない。会社は破産寸前のなか、エンツォは起死回生を賭けたレースに挑む。監督は、「パブリック・エネミーズ」のマイケル・マン。出演は、「アネット」のアダム・ドライバー、「355」のペネロペ・クルス、「ダイバージェント」シリーズのシャイリーン・ウッドリー。
  • 無限の広がり

    制作年: 2022
    ペネロペ・クルス主演、「海と大陸」から11年ぶりとなる鬼才クリアレーゼ監督の5作目。1970年代のローマを舞台に、ある家族を通して、絆や愛情について問いかける。ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品。「イタリア映画祭2023」(2023/5/2~2023/5/7:東京・有楽町朝日ホール、2023/6/10~2023/6/11:大阪・ABCホール)にて上映。
  • コンペティション(2021)

    制作年: 2021
    ペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラス共演で映画界の内幕を風刺したコメディ。天才女性監督のローラ、世界的大スターのフェリックス、一流舞台俳優のイバンが集結し、ベストセラー小説の映画化に挑むが、全く気の合わない3人の行方は前途多難で……。共演は「笑う故郷」のオスカル・マルティネス。監督は「笑う故郷」のマリアノ・コーン&ガストン・ドゥプラット。
  • パラレル・マザーズ

    制作年: 2021
    ペドロ・アルモドバル監督がライフワークでもある「母の物語」に回帰して贈る、同じ日に母となった二人の女性の数奇な運命と不思議な絆の物語。主人公のジャニスを演じるのは、アルモドバル監督と7度目のタッグを組む、オスカー女優のペネロペ・クルス。本作で2021年ヴェネツィア国際映画祭最優秀女優賞に輝いた。想定外の妊娠に戸惑う17歳のアナ役には、これが長編映画2作目の出演となるミレナ・スミット。「母性本能がない」と自称するアナの母親テレサ役には「マシニスト」のアイタナ・サンチェス=ギヨン。アルモドバルファンにはおなじみのロッシ・デ・パルマも登場する。女性にとってはまだまだ「困難な現代」の時代を軸に「スペイン内戦」の記憶を織り込み、深くて広い多様な世界観を作り上げた。
  • 355

    制作年: 2022
    アメリカ、イギリス、ドイツ、コロンビア、中国から集結した5人の凄腕女性エージェントのドリームチーム「355(スリー・ファイブ・ファイブ)」の活躍を描く本格スパイ・アクション。国際テロ組織から極秘兵器を奪還し、第三次世界大戦を阻止するべく奔走する。「355」とは18世紀のアメリカの独立戦争時代に実在した女性スパイのコードネーム。ジェシカ・チャステインの発案で、ペネロペ・クルス、ファン・ビンビン、ダイアン・クルーガー、ルピタ・ニョンゴなど、アカデミー賞やカンヌ国際映画祭の常連女優が豪華競演。「ジェイソン・ボーン」シリーズの製作チームに加え、「X-MEN」シリーズの製作・脚本に携わり、「X-MEN:ダーク・フェニックス」で初監督を果たしたサイモン・キンバーグが監督を務める強力タッグが実現した。パリ、モロッコ、上海をノンストップで駆けめぐる壮大なストーリー展開、実力派女優たちが体当たりで挑んだチェイス&バトル・シーンなど、すべてが“ガチ”の迫力とスリルに満ちあふれたエンターテインメント大作。
  • ペイン・アンド・グローリー

    制作年: 2019
    アントニオ・バンデラスが、第72回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞したペドロ・アルモドバル監督作。孤独の中に深く潜り込む映画監督サルバドール。現実と回想を行き来しながら過去の痛みとの再会を経て、もう一度生きる力を呼び覚まそうとするのだが……。共演は「誰もがそれを知っている」のペネロペ・クルス、『あなたのママになるために』のアシエル・エチェアンディア、「人生スイッチ」のレオナルド・スバラーニャ。