「エイリアン3」のストーリー

睡眠カプセルの中で眠っているリプリー(シガニー・ウィーヴァー)たちを乗せた非常救命艇EEVは、突然の事故発生とともに惑星フィオリーナ161に不時着した。そこには労働矯正施設があり、染色体異常とされる犯罪者が服役していた。墜落事故で生き残ったのはリプリーだけだった。EEVの中でフェイスハガーが物影に蠢いているのを囚人の飼い犬が見つけ近づいていく。意識を取り戻したリプリーは、同乗していたニュートとヒックスが死んだことを知り深く悲しむが、事故に不信を抱き、医師のクレメンス(チャールズ・ダンス)にニュートの死体を検死してもらったが異常はなかった。鉛工場の溶鉱炉で2人の死体が火葬された時、工場の片隅で犬の体の中から4本足のエイリアンが出現した。シラミの蔓延のため、囚人たちと同じ様にリプリーも頭髪を刈り取られる。女人禁制の宗教を持つ集団は、ディロン(チャールズ・ダットン)を中心に結束は固かったが、リプリーの出現はそのバランスを崩す。鉄屑置場でアンドロイドのビショップ(ランス・ヘンリクセン)を探しに行ったリプリーは男たちに襲われるが、ディロンの助けもあって身を守ることができた。エイリアンは空気管の中で第一の犠牲者を出した後、地下道で次々と囚人たちを襲う。ビショップの情報でエイリアンの存在を確信したリプリーだったが、監督のハリー(ブライアン・グローヴァー)は取り合わない。病室でクレメンスが、食堂でハリーが襲われ、武器のない囚人たちはリプリーを中心に怪物に戦いを挑む。自身の異常を自覚したリプリーは、EEVの体内透視装置を使い、エイリアンの胎児に寄生されていたのを知る。リプリーたちは多くの犠牲者を出しながらエイリアンを溶鉱炉に誘い込み、鉛を浴びせることに成功したが、強靱なエイリアンは這い上がって来る。囚人の機転でリプリーが水を浴びせると、怪物は粉々になってしまった。救援隊が駆けつけ、リプリーの体内から幼虫を取り出し、リプリーの命を救うと約束するが、エイリアンの軍事利用を懸念した彼女は溶鉱炉の中に身を投じるのだった。