「ドラゴンロード」のストーリー
ドラゴン(ジャッキー・チェン)は名家の御曹子。遊ぶことにかけては天才的だが、こと勉学となるとからっきし駄目な若者。武道を修業中の身でありながら、いつも悪友のジムと一緒に町の美人娘シャーリー(シドニー)の後を追いかけまわしている。そんなある日、散歩に出かけたドラゴンとジムは、郊外の草原のど真ン中で数十人の怪しげな黒服の集団に追われている男と出くわした。集団のボスは「生死を問わず必ず捕えろ!」と躍起になって叫び散らしている。追われる男は、黒服の集団は果たして何者なのか? 武術に励む若者たちのファイティング・カーニバルの日がやってきた。ここで大活躍したドラゴンは、かねてから交際を申し込んでいた美人娘シャーリーに胸の内を打ちあけるべく、凧を使ってラブレターを届けようと思いつく。だが、凧はある屋敷の屋根にひっかかり、それを取りに行ったドラゴンは、そこで例の黒服の集団が国宝級の品々を国外へ運び出すための準備をしているのを目撃してしまう。この一件がキッカケで一味に生命を狙われるようになったドラゴンは遂に一味のボス、片目のキム(ウォン・イン・シック)と闘うことになった。キムはドラゴンがこれまでに出会ったことのない強敵で、あらゆる武術を身につけた悪魔のような技の使い手だった。ドラゴンはそんなキムに対し、決死の覚悟で挑み、その結果、やっとのことで、キムを倒した。