「愛の爆笑」のストーリー

故国イタリアの軍隊へ入隊すべく友人のパスカーレが出発するという日、ルイジはささやかな送別の宴を張って慰めた。ルイジも故国へ帰るべく誘われたのであったが米国を愛する彼は帰る気になれなかった。ルイジは手風琴を弾くことが大変に好きだったのでパスカーレ送別の日にも余興としてそれを奏し、隣室の住人から苦情が出たほどであった。だがそれから数日後、ルイジは隣室にマルガリタという娘が住んでいるのを発見した。知り合いとなった2人の間に愛が芽生えた。だが貧乏だった彼等はすぐ結婚が出来なかった。所が故郷に残した父親重病の知らせが突然ルイジを驚ろかし彼は帰国を余儀なくされた。しかし彼の到着以前、父は此の世を去り彼が着いた時にはイタリアはドイツ・オーストリアとの戦いに全力を挙げていた。彼は国のために尽そうと出征を志願した。だが彼の出征軍隊全滅の報米国に伝わるや恋人マルガリタはルイジの戦死を信じてプライス医師と結婚してしまう。敵弾に眼を傷つけた彼が3年後、再び米国へ帰った時、彼は計らずもプライス医師の手術をうけた。ルイジの視力は元に復した。だがその感謝を述べに医師の宅を訪れた彼は人妻となったマルガリタを発見した。彼は己が恋を諦め寂しく恋人の幸福を祈って去らねばならなかった。