「お転婆スーザン」のストーリー

スーザン・ヴァン・デューゼンはいつも警察の厄介になるので家族は何とかして彼女のお転婆をなおしたいと思った。てこずった父親は知合いのウォーターベリー家が外遊するのに頼み込んで娘を連れていってもらおうとした。しかしスーザンは旅の伴侶たるべきユースタス・ウォーターベリーの生気のない様子を見たばかりで旅行を見合わせた。ユースタスの兄トッドは彼女に一目惚れをしたので彼女の後を追って来た。スーザンはトッドの人物をよくも知らずウォーターベリーと名乗る者に用はないと言って寄付けなかった。彼女は下男のマルカムが探偵術通信教授を受けているのを偶然知り自分も探偵になる決心をした。彼女が乗ったタキシーの運転手は小説家のトッドが人生研究のため変装しているのだった。スーザンはある探偵事務所に行って女探偵に採用してもらい手始めに万引き常習者を捕えることを受持った。スーザンが手柄をたてようとして悪漢の仲間に襲われようとした時トッドは彼女を助けた。トッドは自分のペンネームを名乗ってジューイ・エルトン・トムソンと自らを紹介した。スーザンに恋してしまったトッドは彼女の傍らにいるためにトッド・ウォーターベリーを捜し出した者に1000ドルの賞金を提供しスーザンがその掛りとなるように仕組んだ。しかしスーザンは何としても彼の所在を突止め得ない。次に彼女は10万ドルを隠匿している悪漢の巣窟に行かねばならなかった。彼女は男装して深夜乗込んだ。彼女の身を気遣ったっトッドは後をつけ彼女が危険に陥るや身を挺して戦った。しかしそのすべてはスーザンの兄とユースタスと探偵局長の狂言と判った。スーザンとトッドとは結婚した。