「男と成りて」のストーリー

漂泊の詩人サンダウン・スリムはアンテローブという町へ来て、一緒に漂泊の旅を重ねた舊友のビリー・コーリスに会う。ビリーは今は兄のジャックとコンコー牛馬牧場を共同経営する身であった。このコンコー牧場はデイヴィッド・ローリングが主である羊牧場と犬猿の間柄であった。牛馬牧場側の悪牧夫フェードアウェイは羊牧場側の牧夫長フェルナンドーの娘アニタを手篭にせんとしたのを、フェルナンドーは怒って彼に復讐せんとし、誤ってビリーを撃った。フェルナンドーは己れの誤謬を知って山へ隠れたが、サンダウンは両者の調停に奔走して、コーリスを助ける一方また恩に預ったことのあるフェルナンドーが捕えられるのをも庇った。が不幸にもフェルナンドーは敢えない最後を遂げた。サンダウンはフェルナンドーの娘アニタに思いを寄せていたが、彼女がすでに友のビリーと相思の仲なのを見て、2人の幸福のために己れの恋を胸に秘めつつ、牧場主の生活に淋しき満足を求めた。