「乙女の危険期」のストーリー

アン・チャーチは英国をあとに両親の住むインドボンベイに来たが、無邪気な彼女は陸軍少佐アントニー・セイマーの雄々しい姿に心牽かれ、彼がかつて我が母ミュリエルとのロマンスを知らず乙女心の一筋に想いつめて、少佐の愛を得んものと彼女は今までのこどもらしい風采を捨ててフラッパーらしく装った。やがて彼女は母と少佐との関係を知って幻滅の悲しみに泣いたが、それも程なく何事もなく過ぎ、二人の強い恋が凱歌を挙げた。