「踊子サリー」のストーリー

育児院の炊事場で働いて育ったサリーは院の後援者貴婦人の甥ブレア・ファーカーと知り合ってロマンスを味わった。落ちぶれた舞姫の家に寄食することになってから家計の一助にもとサリーは舞姫になろうとしたが雇い手がないので小さなカフェの皿洗いとなった。給仕として働いているロシアのチェカーゴヴィニア公爵とサリーは親友になった。そして再びブレアと邂ごうし、やがてカフェーの余興場で踊ることになった。俳優周旋業のフーバーはそれを見てブレアの義父や叔母の宴会で替玉になって踊る事を頼まれて大成功を博したが、カフェーの主人が替玉である事を暴露した。サリーは憤りと恥じとでまた落ちぶれ舞姫の許へ帰った。フーバーはサリーを探しに来てジーグフェルドが彼女に契約する旨を伝えた。ブロードウエイ出演は大成功を収めた。ブレアとサリー、ブレアと叔母と公爵、の二組みの結婚式が挙げられたのはそれから間もなくのことであった。