「踊る大紐育」のストーリー

24時間の休暇をもらった3人の水兵ゲイビー(ジーン・ケリー)チップ(フランク・シナトラ)オジー(ジュールス・マンシュイン)は紐育見物としゃれたが、ゲイビーはポスターの女アイヴィ(ヴエラ=エレン)に惚れ込み、ポスターの示す通り博物館に出かけた。館の教授クレア(アン・ミラー)はオジーに大変な思し召し、チップはタクシーの女性ドライバー、ヒルディー(ベティ・ギャレット)から熱を上げられた。やっとシンフォニー・ホールでアイヴィをみつけたゲイビーが、嬉しがったのも束の間、たちまち女は消えてしまった。が、彼女は踊子の身を恥じてコニーアイランドの舞台に逃げていたのだ。見世物小屋ではヒルディーを自動車泥棒と思いこんで追って来た警官隊が6人と衝突、大騒ぎになるが、クレアの機智と警官の粋を利かした計らいで、すべてはうまくおさまった。翌朝、帰営する3人の水兵に、女3人は熱い接吻を贈って別れを惜しんだ。