「危険な友情 マックス&ジェレミー」のストーリー

40年にわたって完璧な非情さを貫き、芸術的な“仕事”をこなしてきた超一流の殺し屋マックス(フィリップ・ノワレ)は、60歳を越えた今、引退してパリで優雅な生活を送っていた。そんなある日、彼の前に何か下心がありそうだが妙に憎めない若者ジェレミー(クリストファー・ランバート)が現われる。彼はマックス殺害の密命を帯びていた。マックスはとっくに見抜いていたが、わざと彼を自分に近づける。ちょうどその頃、引退したはずのマックスの元に大仕事が舞い込む。どこかジェレミーのことを気に入った彼は、自分でも意外なことに彼に“仕事”のノウハウを教授してやろうと思い、引き受ける。2人は暗黒街のボス、ニック・コスタ暗殺を実行した。長年マックスを追い続けている老練な刑事アルメイダ(ジャン・ピエール・マリエル)が動き出した。定年が間近い彼は、マックスとは敵対しながらも心の底で互いを認め合う関係だった。ジェレミーはとまどいながらもマックスと行動を共にし、2人の間には友情が芽生える。彼らは組織や警察から逃れるため、プロヴァンスへ逃亡する。