「風に逆らいて」のストーリー

ピーター・ロッスリンは太平洋上をヨットに乗って航海中自分の恋しているパトリシアの兄二人から無線電信を受け取った。それによると彼女は財産目当ての不良少年アーノルドと婚約しているから、早く帰れというのである。ピーターは彼女の兄達の助力を得て巧みにパトリシアを自分のヨット上に連れ来り、顔に顔に包帯をしてアーノルドを装い、彼女と結婚してしまった。彼らはしばらくして新婚旅行の航海に出たがパトリシアは自分はアーノルドと結婚したのだと信じていた。ピーターは包帯を取り去って現れたので、彼女はピーターがアーノルドを監禁したと思っていたが、彼女が熱病にかかった時、ピーターは心を込めて看病し、やがて彼女の病癒えた時、彼女はピーターと結婚したのである事を知って喜んだ。その夜大嵐が起こって、ピーターの奮闘で、船は難破を免れた。二人はしばらくして幸福な新生涯に入る。批評ー原作の喜劇味が看過され、活劇の分子が余計に盛られてあるが,演技の良いのと、活劇の多いので一般には受ける映画。(ニウス誌ローレンス・リード氏)