「気侭な花嫁」のストーリー

アリタ・アレンは友人の結婚生活を観察して結婚から生ずる束縛を嫌わしく思った。それでアリタが深く恋し合っているジョン・キャムベルから結婚の申込を受けた時、彼女は1週間のうち3日は各自自由行動をとって互に干渉せぬことを条件として承知した。ジョンはそんな条件をもちろん悦ばなかったが詩人で楽天家のアーサー・ジェームズがどんな条件でもアリタとなら結婚すると云っていたので先を越されぬうちと思って結婚した。そうして結婚式の翌日は第一の別れている日であったのでジョンは苦々しく思った。その後彼は物足らぬ思いで気を腐らせていたがある夜アリタがジェームズとある酒場で朝の5時まで遊んで来た時に到頭堪忍袋の緒を切ってジェームズを撲り倒して突き出してしまった。優しい言葉では承知しなかったアリタはジョンの思い掛けぬ荒事に全く征服され改めて例の条件を撤回し愛の生活に入った。