「地獄先生ぬーべー 恐怖の夏休み!!妖しの海の伝説!」のストーリー

夏休み、海水浴を楽しもうと、ある島にやってきたぬ~べ~と生徒たちは、地元の漁師から、沖にある小島・蜘蛛島の伝説を聞かされる。それは、その島に棲む海蜘蛛が齢200歳を超えると人を喰らって、恐ろしい妖怪になるというものだった。しかし、そんな伝説など気にしない広たちは、島で知り合った渚という少女と、蜘蛛島へ遊びに出かけてしまう。一方その頃、律子先生が海の妖怪・磯女に襲われていた。律子先生を助けたぬ~べ~は、生徒たちが蜘蛛島へ行ったことを知り、心配になって後を追う。幸い生徒たちは無事だったが、ぬ~べ~は渚の姿にただならぬ妖気を感じていた。実は、渚の正体は海蜘蛛だったのである。海蜘蛛に変身した渚は、完全な妖怪になるために生徒たちを食べようと襲いかかった。しかし、ぬ~べ~は海蜘蛛の中に残っている渚の心に訴えかけることによって、それを防ぐ。そして、涙を浮かべて自分を殺して欲しいと懇願する海蜘蛛を、ぬ~べ~は生徒たちと心を合わせ天上へと導いてやるのだった。翌日、帰りの船上で、ぬ~べ~たちは次第に小さくなっていく蜘蛛島に人魚の姿をした渚を見たような気がしていた。