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「ナージャの村」のストーリー
かつては300世帯の農民が暮らしていたベラルーシ共和国ゴメリ州ドゥヂチ村は、チェルノブイリ原発の事故によって放射能汚染にさらされ、今ではわずか6世帯15人が暮らすだけの寒村になってしまった。政府からは村への立ち入りが禁止され、大地が汚染されていることも知りながら、残った彼らは村を離れようとはせず、家畜を育て農作物を栽培し、昔と変わらない営みを続けている。その中で、ナージャの一家は子供たちの教育のことを心配し、子供を学校へ通わせるために町への引っ越しを考える。彼らを中心に、決してふるさとを忘れようとはしない人々の暮らしを、丁寧に見つめたキャメラで切り取っていく。