「エドtv」のストーリー
視聴率の低迷にあえぐケーブルチャンネル「トゥルーTV」は、起死回生の策として、ごく普通の人間の日常を24時間追うドキュメンタリー番組を考案。こうして30歳過ぎのレンタルビデオ屋店員のエド(マシュー・マコナヘイ)に白羽の矢が立った。兄のレイ(ウディ・ハレルソン)の強引な勧めもあり、番組に出演するエドだが、寝食問わず片時も離れずテレビカメラがついてくる。エドののんびりしたキュートな魅力も手伝って、番組は最高視聴率をマーク。エドは人気者になっていく。ところがある日、番組を通じてレイの浮気を知った婚約者シャリー(ジェンナ・エルフマン)とエドはひょんなことで結ばれてしまう。兄弟を巻き込む三角関係が発覚し、番組はよりヒートアップ。シャリーはエドを誘惑する悪女と新聞にゴシップ誌に書かれてうんざり。番組プロデューサーのシンシア(エレン・デジェネアス)らは、女優志望の女性をエドと付き合わせようとする。エドの番組を見て、数十年ぶりに本当の父親(デニス・ホッパー)が訪ねてくる。父の話から離婚は母の浮気であることがわかり、エドの家族たちも大混乱。すべてをテレビに映されプライバシーのない生活のため、シャリーも去っていった。エドは番組を降りたいと申し出るが、契約上それはできないとすげなく断られる。番組を降りて、普通の暮らしに戻るため、エドはテレビ局のお偉いさんたちのゴシップや隠しておきたい秘密を探ったものには賞金を出すと番組で宣言し、重役のウィテカー(ロブ・ライナー)の秘密を掴む。放送を中止しないと秘密を番組でばらすとおどされ、番組は休止。エド番組から自由になり、はシャリーを取り戻し、幸せな生活を手に入れた。