「15ミニッツ」のストーリー

殺人課のエディ・フレミング(ロバート・デ・ニーロ)は、ニューヨークで知らない者はまずいない有名刑事。ニュース番組『トップ・ストーリー』のアンカーマン、ロバート・ホーキンス(ケルシー・グラマー)などは、彼の人気を利用して視聴率を稼いできたほどだ。そんなある時、チェコ人エミル(カレル・ローデン)とロシア人ウルグ(オレッグ・タクタロフ)の2人組による、アメリカのメディアと法律に挑戦するような殺人事件が起こる。彼らは、自分たちの殺人を目撃した女ダフネ(ヴェラ・ファミーガ)を探していた。エディは、捜査に同行したいという消防局の若手放火捜査員ジョーディ(エドワード・バーンズ)と共に、ダフネをかくまいつつ、2人組を追いはじめる。しかしエディは彼らに捕らえられ、殺されてしまった。そしてロバートは、エディが殺害される現場をとらえたビデオを犯人たちから買い取り、自分のテレビ番組で放送してしまう。やがてエミルの方は逮捕されたが、予定どおり精神異常を主張して罪を逃れようとしていた。苛立つジョーディ。だがそんな時、逃亡していたウルグが公の場に現われ、エミルが精神異常を装おうとする発言を収めたビデオがあることを告げる。裏切りに憤ったエミルはウルグを射殺するが、そんなエミルをジョーディは怒りを込めて射殺するのだった。