「ザ・ワン」のストーリー
アメリカ合衆国をゴアが務める世界のロサンゼルス。留置場から出る囚人ロウレス(ジェット・リー)を謎の男が襲った。ロウレスはその場で殺され、犯人は逃走する。だがこの世界の警察だけではなく、多次元宇宙捜査局(MVA)の捜査官ローデッカー(デルロイ・リンド)とファンチ(ジェイソン・ステーサム)もまたその犯人を追っており、別次元へ逃げようとする男ユーロウ(ジェット・リー)を捕らえた。ユーロウは元MVAの捜査官だったが、宇宙に125あるというパラレル・ワールドを移動し、それぞれの次元の自分を殺して宇宙で唯一の全能の存在=<ザ・ワン>になろうと企んでいた。一人また一人と殺していくうち、彼らのエネルギーが流れこんだかのように超人的な力が備わっていくユーロウは、マシー(カーラ・ジグーノ)が仕掛けた爆弾による混乱の中、脱走に成功する。彼が目指したのは、ブッシュが大統領を務める世界のロサンゼルス。ユーロウは、ロサンゼルス郡保安官ゲイブ(ジェット・リー)の前に現れた。妻TK(カーラ・ジグーノ)と平和に暮らす彼こそ、ユーロウが殺すべき最後の一人だったのだ。事態が把握出来ないまま命を狙われ、混乱に巻き込まれるゲイブであったが、ユーロウを追って来たローデッカーとファンチに真相を聞かされ、平和のため、愛する人を守るため、ユーロウとの戦いに挑む。壮絶な戦いの末、遂にゲイブが勝利を収めるのであった。