「キルミー・レイター」のストーリー

銀行員のショーン(セルマ・ブレア)は、人生に絶望して会社の屋上から飛び降りようとしていた。不倫相手の上司マシューの妻の妊娠が判り、飼っていた金魚は死に、厭世的な気分はいよいよ止まらなかった。飛び降りようとしたその瞬間、銀行に押し入った強盗チャーリー(マックス・ビーズリー)に、ショーンは人質にとられる。仲間とはぐれてしまったチャーリーの逃亡に協力する代わりに、無事逃げおおせたときは自分を殺してくれるよう約束を取り付けるショーン。こうしてふたりの逃亡作戦が始まった。なんとか警察をまいたところでチャーリーはショーンから離れようとするが、ショーンは約束を守れと詰めより、やむなく強奪した金を山分けすることになる。前科持ちのチャーリーには別れた妻子がいて、海辺でレストランを開くのが夢、とショーンに語る。一方ショーンは、未来に対する希望がまったく持てずに生きていた。ショーンを心配するうちに、やがて彼女に惹かれるチャーリー。ショーンは彼からもらった大金を、幼い頃に別れた父親に渡し、チャーリーとも別れる。明け方、橋から身を投げようとする彼女のもとに、チャーリーが再び現れ、ふたりは新しい人生を始めるべくメキシコに逃亡するのだった。

今日は映画何の日?

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